見出し画像

介護日記#2 現在介護5

介護生活、なかなか難しい。過去の事はまた別な機会に書くつもりだが、今回は今の事を書きたいと思う。

私の母は平成27年2月7日レビー小体型認知症と医師より診断され支援1の認定がおりる。今現在介護5、車椅子生活。立位は足に拘縮もあり難しい。ベッドでの寝返りが自分では出来ない為、夜3時間おきに体位交換が必要。食事はペースト食、主に煮込んだ料理にとろみ剤を混ぜミキサーにかけている。もちろん市販のレトルトも販売されており利用している。便利な世の中、ありがたい。昔から食欲があるのが救いだが、排泄コントロールが必要な為、薬は必需品。なおかつ自然には難しい事も多々みられ看護師さんの技術でなんとか命が繋がっている。

意識にはムラがかなりあり、幻視は日常、机の何も無いところを一生懸命つまんでゴミを取っているような仕草は四六時中。私が目の前にいても視線が合わず何かを凝視している様子もみられている。かと思うと、孫はもう出掛けた?など日常的な会話が出来る事も。残念ながら孫は社会人となり部屋を借りていて同居していないのだが、名前が出てくるだけでも嬉しく思う。ある時は私がまだ学生だった頃に瞬間意識が戻ったのか、早く学校へいけとせかしたり。私はもういいオバサンなんだけどね。

現在利用しているサービスは看護小規模多機能。スタッフの皆様に本当に良くしてもらっている。介護者が、私1人なのでサービスに頼らざるえない。最近は昼16時頃帰宅し、翌日14時頃迎えに来てもらう。これを週2回、これ以上は私が壊れそうな気がする。この頃母は家で過ごしていても食事以外はうつらうつらする事が多くなり、会話らしい会話がうんと減った。目が合う時は出来るだけ笑って声かけしてみる。すると、返答は無いが母も笑顔に。でもやっぱり昔が懐かしい。あの頃のやり取りは出来なくなったがこちらの気持ちは伝わっているようで、ほっとする。言葉はハッキリ聞き取れる時と、聞き取れない時とあり少しだけでも会話出来る瞬間はとても嬉しく思う。これも、事業所のスタッフの皆様がよく話しかけたりにこやかに接してくれているおかげ。今日は先ほど迎えの車が来て行ってしまったが昨日からの2日間、食事以外はほとんど眠り姫の様に休んでいた。唯一まともに出来た会話は、私が母の手を触った瞬間。あんたの手は冷たかね~だった(私の手は冷え性の母譲りで凄く冷たいんです)今日は雨も降っていて肌寒い日だった。いつもの車椅子での散歩も出来なかったから、また今度と願う。