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日記#117能登半島地震から1週間の今日

親戚に輪島在住の叔母がいる。
叔母と云っても私と年が近く
『おねーちゃん』と呼んでいた。

「農家に嫁いだから
家で作っているお米を送るよ」
ある法事の席で言ってもらった。

それからは毎年新米が出来ると必ず送ってくれて、私は毎年とても幸せな秋を迎える事が出来ていた。

初めて送ってもらったお米を食べた時、白米がこれ程迄に美味しいなんて!と衝撃を受けた。

それからは毎年秋が楽しみになった。


今年のお正月、能登半島地震のニュースを聞いた時真っ先に叔母の事が頭に浮んだ。

山の方の住所ではあったが、被害の状況が分からずライフラインや生活がどうなっているのか気が気ではなかった。

しかし電気の状況などを考え、すぐ連絡するのは止めておこうと思いながら数日過ごした。

ずっとずっと能登のニュースが流れる度に、色々な事が気がかりだった。

あれから1週間が過ぎ、恐る恐るショートメールで連絡を取ってみた。

すぐに返事が来た。

家はもう住める状態ではない事

車中泊をしていたが寒すぎて、怖いけれど家に戻って生活をしている事

今年はお米を作れない事

生活用品は今の所足りている事

そんな文面だった。


あぁ
良かった。

無事だった。

けれどこれからの生活を思うだけでこちらの胸も苦しくなる。

現地の方々の心労は想像を絶する。

「生きてるだけで丸儲け‼️
  戦争に比べたら😃」

最初に記載された叔母の言葉がいつまでも頭から離れない。


全ての方々が1日も早く普通の生活が出来ますように。

読んで下さってありがとうございます

明日、良い事がありますように(シクラメン)



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