0704 成長戦略を読む

 昨晩から降り出した雨は勢いを増し、午前中は忘れた梅雨を取り返すような勢いで降っていた。勘弁してほしい。
 昨日の開講式終了後、ACからのアドバイスを受けて県庁メンバーのグループワークが始まった。取り合えずメッセンジャーのグループが作られ、今週のスケジュールが張られていた。木曜日までには、課題の見つめなおし、新規プレゼンができるスケ感で動かねばならないだろう。今週もハードな一週間となりそうだ。
 開講式でのレスポンスを受けて、自分の所属する県の成長戦略を初めて読んだ。驚いたことに、自分で考えつけることは既に成長戦略の中に盛り込まれていた。6本の柱に、様々なアイディアが絡んできていた。出遅れていた。何歩も出遅れた。調べが足りないというのは、こういったリサーチすべき資源に対する気づきの鈍さをいうのだろう。自分の鈍感さに唖然とするものだ。
 富山県の成長戦略は「①ウェルビー戦略」「②まちづくり戦略」「③ブランディング戦略」「④新産業戦略」「⑤スタートアップ支援戦略」「⑥県庁オープン化戦略」の6つの柱から構成されている。官民連携というキーワードが登場するのは、主に⑤⑥の説明だったとは思うが、想像以上に頻繁に単語が登場し、知事はじめトップが官民連携を意識していたのだということに気づかされた。これら6柱がただの夢物語、妄想、オナネタにならないためには、僕たち公民連携の公側が汗をかいていくしかなさそうだ。
 降ろされてお亡くなりになった商店街再建案に代わるプロジェクトを志向していたのだが、次に思いついたのはまちなかでの小型モビリティの活用検討だった。うーん、この。どんな過大に作用するかといえば、街なかでの移動手段代替による自動車の利用数の減少(→住民のガソリン代が浮く、渋滞の解消、カーボンニュートラルの推進)、街なか交通手段(→高齢化)、免許を返納させても生きていける手段の確保など、これがなかなか課題解決のアプローチをいっぱい持っているのでは?と感じた。
 こうやって課題を考える中で、どうしても自身の「やりたいこと」方面からスタートしてしまい、課題解決の手段から目的へと転換してしまう癖がある。この一週間でロジック思考、システム思考、問題検討について等、思考法に関する本をいくつか買った。こいつらをしっかり読み込み、自分がなすべきことは何か、行政マンとして、一住民として考えたい(992文字)

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