長年かけて磨かれていくもの
平成の怪物といわれた松坂投手の引退試合でしたね。
23年のプロ生活、本当に色んな葛藤があったと思います。
特に日本に戻ってこられてからは、思うようなプレーがなかなかできなくて苦しかったと思います。
松坂投手長い間、おつかれさまでした。
引退試合の投球とデビュー当時のパフォーマンスを動画で拝見して、色々と感じることがありました。
常識を越えて、可能性を拓く
わたしの活動は、「今が一番、そして死ぬときが一番」というコンセプトを掲げています。
スポーツ業界は、20〜30代がピークでそこから衰えていってしまうという世界ですが、そこからどのように可能性を拓いていけるかな?と考えました。
プロで通用・活躍するために、身体を大きくしたり様々なトレーニングをしていくと思います。
しかし客観的に共通して感じるのは、ほとんどの選手が晩年になるほど、その人の身体の使い方の癖が強くなって、部分的な身体の主張が強化されているということです。
身体のチームワークが高まるアプローチが必要
身体を一つのチームとして見た場合、部分が強化されることでチームとしてもまとまっていくのであれば、チームとしてもありがたいことです。
しかしほとんどの場合は反対に分離して、チームワークが損なわれていってしまいます。
身体はとてもシンプルでありながらも、このトレーニングを何回したから、次はこれを何回するとか、数値的に見てこのトレーニングをどれぐらいすると結果が出るという単純なものではありません。
だからこそその選手の特性を活かしながら、長年その種目を取り組むことで感覚が磨かれ、チームワークがより高まっていく身体を育んでいける環境ができればと思いました。
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