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意識しても余分な力は抜けない

余分な力が入って本来のパフォーマンスを発揮できないと感じている方は少なくないと思います。
そういう時、余分な力を抜いて、リラックスと普段から心がけていると思います。

しかし、実はここにも落とし穴があります。
今回はそこについてお話をしていきたいと思います。

力を抜くのは条件付き⁉

わたし自身も故障が余分な力みが原因だと教わってから、力を抜くことを意識するようにしました。

そこから練習では飛んでいくボールも変わって、すごく手応えを感じていました。
しかし試合になると、やっぱり余分に力が入ってしまいます。

まだまだ練習が足りない。もっと力を抜かなきゃ。
そうやって日々意識をして、練習ではどんどん余分な力が抜けて、これまでにないボールが飛ぶようになりました。
そして本番。結局また力が入ってうまくいきません。
もっと力を抜かなきゃというループにいつの間にか入っていました。

でも根本的な解決策はそこにはなかったことに、2人目の師匠と出会った時に氣づきました。

想定内のときしか意識できない

意識するというのは、自分の想定内の範囲のときだけ可能です。

例えば、練習中はある程度どこにボールが飛んできて、どうすればいいかが事前にわかっています。だからそれに合わせて動くことができるので、余分な力みがあまり起こりません。

試合の時にも力まずにプレーすることができることもありました。
自分と同等か格下の方が相手になると、自分ペースで試合を進めることができるので、そこでも余分な力を抜くことができます。

でも実際に結果を出したいのは、自分よりも格上の相手に対してです。

しかし格上の相手となると、ほとんどの場合が想定外のところにボールが飛んできます。そんな状態で何かを意識することなどできません。

頭で命令する前に反応する

意識する(思考)よりも先に反射・反応する必要がありました。
そのためには頭で命令して動く、意識するでは遅かったんですね。

意識ではなく無意識で対応するためには、身体にダイレクトにアプローチして、そもそも余分な力が入らないようにする必要がありました。

具体的な内容については、次回以降お伝えしていきます。

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