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【アケメネス朝】古代オリエントの世界  11/14

前回まで

二足歩行から道具の使用
治水灌漑により
余剰生産
人口集中集落から国家
オリエント世界の各地で
国家が成立
侵攻と興亡を繰り返す。
メソポタミア、エジプトの
興亡を通して
宗教、文化、人類の発展を見てきた。
そんなオリエント地域が
ついに統一される。

アッシリア王国の始まりを復習

黒海の南西部の都市
アシュルで
シリア人がアッシリア王国を築く。
時代は
前2000年頃が始まり。
交易の拠点として栄えていく。
前19世紀頃に政治的に力を増すも
前15世紀頃、ミタンニ王国(肥沃な三日月地帯北部)に
征服される。
前12世紀ころ、おそらく寒冷化の影響で
民族が移動を開始し、各地で混乱。
そのタイミングで支配を増し復活する。
前8世紀ころ、サルゴン2世が支配を拡大
遠征を開始する。
強力な陸軍。鉄の武器、強力な弓。工兵もいた。
息子センナケリブはニネヴェに遷都した。
前7世紀ころ、
アシュルバニバル王によりエジプトも征服。
最初の世界帝国に。図書館ある。
内政は
王がアシュル神の代行者として
権力掌握、政治、経済、軍事、裁判。
中央集権的官僚制
属州に総督。つなぐ駅伝制。
政策的強制捕囚制度。
アシュルバニバル治世の終了と共に
あっさり崩壊。
重税、圧政に不満があった。
アッシリアは4つに分裂
エジプト、リディア、新バビロニア、メディア
リディアは最初の金属貨幣、都市はサルディア。
新バビロニアはヘブライ人をバビロニア捕囚
王はネブカドネザル2世。

ざっとこんな感じ。

で、アケメネス朝はそのなかのメディア
イラン高原から始まる。

アケメネス朝の始まり

イラン人が建国のメディアは
ペルシア人のアケメネス朝に倒される(前550年)
アケメネス朝は3代の王によって展開される。
アッシリアの圧政の反動か
わりと融和政策をとっている印象。

建国から地域拡大

初代キュロス2世
前547年にリディアを、
前539年には新バビロニアを征服する。
バビロニアでは
無血入城し、捕囚を解放した。
ヘブライ人も解放される。

第2代カンビュセス2世
エジプトを征服。
全オリエントは統一された。

第3代ダレイオス1世
バルディアでおこった反乱をおさめ
インド北西まで支配した。
拡大はここで終了し
内政に力を注いでいく。
各地をおよそ20の州(サトラピー)にわけ
州知事(サトラップ)を置いた。
王の目、王の耳と呼ばれる
監察官を各地に置き
彼らの不正を監視した。
交易では
アラム人とフェニキキア人の公益を保護
王の道を整備。
サルデス、ニネヴェ、バビロン、エクバタナを繋いだ。
エクバタナの南西に
新たに、ペルセポリスを建設。
結果200年間の安定と繁栄につながった。

滅亡

融和政策を軸に
内政も整備したダレイオス。
東のギリシャにも広めようとするが
ギリシャは応じず
ペルシャ戦争。
失敗に終わり、
息子 クセルクセス2世も敗れる。
国力低下、
アレクサンドロス大王により
征服される。

言語と文字

イラン人はペルシア文字を作った。
公用語は
ペルシア語、エラム語、バビロニア語
商用語にアラム語があった。

宗教

ゾロアスター教
教祖ゾロアスターは
前1300年、または、前600年の
どちらかの時代にいた。
拝火教、火を使う
水、土、空気など自然崇拝も。
救世主信仰で、
教義は
善悪二元論、善悪二元的終末論。
善( 光明 ) の神 アフラ=マズダ
悪( 暗黒 ) の神 アーリマン
の絶え間ない戦いで、
最後には前が勝ち、
最後の審判で
良き人の魂は救われる、というもの。
アケメネス朝で保護された。
中国にも渡り
祆教 ( けんきょう ) または拝火教と呼ばれた。

感想

帝国が出始めて
その統治に関して
苦慮しているのがうかがえる。
アッシリア王国は
圧政で失敗、
アケメネス朝は融和路線にしている。
ただ、
各地で国が成り立ち、
それぞれに歴史と国力があり
なかなか地域全体の安定は難しい。
ここから
マケドニアやギリシャローマなどが現れるが
国として統一するには
ちょっと難しいということがわかってくる。
国際秩序の不安定さを知っているはずなのに
争わざるを得ないのはとても危ういことだ。

学習に関して

復習とのバランスに苦慮している。
帝国同様、私の脳にもそれなりに
歴史が入ってきている。
更新しなければ
初めの頃から忘れていくので
ある程度は
王の道ならぬ
私の歴史道を通しておくように
復習を進めている。
思い出したり
気になるところを調べていると
1時間半かかっていた。

テキストは
マーカー読みを継続中。
黄色は既読、
太字オレンジは用語
細字オレンジは解説
青字は年代と数値
と分けている。
ただ、復習時に
どうしても用語だけに目がいってしまい、
解説や年代をスキップして
読んでしまっていたので
今日から紙で隠しながら
一行ずつ読む
ことにした。
またペンの先で隠しながら
読み進めるのも始めた。
これにより
次に出てくる用語
瞬間的に思い出しながら
確認整理できている。

1枚はA5
もう一枚はA4の4つ折り


また各国や地域ごとに学習するため
年代が前後しているので
こちらの動画を参考にさせてもらっている。

【改良版は概要欄】4000年間を駆け抜ける世界歴史地図【プレーン版】
https://youtu.be/Tc5mqcVlNi8

youtube
歴史ch「セカイスポーツ」

次回は

アレクサンドロス大王の
バルディアをします。
古代オリエントも
来週で一区切りになりそうです。
その次はギリシャ。

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