北海道に行ってきました!
10/10(火) - 10/17(火) に北海道に行ってきました。
少し遅めの夏休みを取得し、ちょうど仕事を辞めて暇していた友人を連れての二人旅となりました。車移動だったのでガソリン代とか高速代が実質半額になって超安く済みました。生まれて初めて北の大地を踏むことになりました。
今回も九州旅行と同じくフェリーを使って北海道へ行きました。大洗から船が出るので大洗観光も一緒に出来ちゃうのはお得ですね。もっとも、商船三井フェリーの出港時刻と集合時刻は東京九州フェリーと比べてシビアで、とても仕事終わりにそんな観光をする余裕はありませんでした。まぁ遅くても出港時刻の30分前ぐらいに着けば良いだろうと考えていたら、なんと2時間前が基本集合時刻でした。余裕ぶって30分前とかに着いちゃった場合、最悪船に乗せてもらえないそうです。
フェリー移動は飛行機と比べてかなり時間がかかるのですが、旅してる感は半端なく高まります。大洗から苫小牧まで18時間の船旅。空路なら余裕でヨーロッパやアメリカに行くことができる移動時間です。でもこの長大な移動時間のおかげで、東京の狭々しい日常生活から解き放たれて非日常な旅を始めるためのちょうどいいインターバルになるんですよね。
港まで運転するのが大変ですが、船に到着してしまえばまずはビールで乾杯。バイキングを楽しんだあとは大浴場で汗を流して、個室寝台で就寝。そして目が覚めると…
昨日までの疲労困憊・満身創痍の日々が綺麗さっぱり海に流されるようです。重苦しい雲の隙間から、新しい旅が始まることを祝福するような美しい朝陽を拝むことが出来ました。これぞ船旅ならではの魅力だと思います。
お昼に苫小牧港に到着して、さっそく車で小樽へ向かうことにしました。生まれて初めての北海道ドライブ、ただの高速道路も美しく感じられます。
苫小牧から1時間半ほどで小樽に到着。小樽と言えばど迫力海鮮丼ということで有名な三角市場に行ってみたらもう終わってました…
丼から溢れるぐらいの海鮮丼を友達に教えてもらっていたので悲しみに暮れるばかりでしたが、とりあえず夜になったので有名な運河へ行ってみました。
ヴェネツィアのリアルト橋からの景色のようですね。ゴンドラもあるし
近くに良い感じのお寿司屋さんがあったのでとりあえず海鮮丼を食べときました。これはもう北海道の常識と言えますが、本当に超美味しかったです。
小樽を堪能したあと札幌へ戻って予約していた宿に入りました。完全個室、専用シャワー・トイレ・キッチンまでついてなぜか2人で6000円。ドミトリー並みの破格でしたがとても良かったです。なんと言ってもセルフチェックインなのが最高でした。何時に着いても良いって気を遣わないし旅の自由度が格段に高まりますよね。
それにしても北海道の道は本当に真っ直ぐでした。話には聞いていたものの、実際目の当たりにすると結構カルチャーショックです。大通りだけでなくそのへんにある路地でさえ、果てしなく直線が広がっているのでした。
東京の道路は江戸時代からの名残で格子状ではなく螺旋状なのでなかなか真っ直ぐな道というのは見つけられません。一番近いところだと大正時代に区画整理された墨田区の一角が近いのか…それでも北海道の都市の規模には全く及ばないものです。交差点の名前も「北7東3」のように暗号というか将棋の棋譜みたいで全然位置が分からなかったです…。すすきののラーメン屋の大将に聞いてみたら、札幌に住む人はこの暗号で大体場所が分かるみたいです。
この青さ、絶対に嘘だと思っていました。明らかに写真の加工っぽいし、「青い池」に行ったのに実際に青くなかったら行き損になってしまうから無理やり事実を捻じ曲げているのだと。でも行ってみると本当にこれぐらい青かったです。疑ってすいませんでした。空の青さと同じぐらい青いです。
旭川駅前に宿をとったのですが、どうやらそこから車で30分ほどの場所に星空撮影スポットがあるようだったので行ってみました。いくら北海道でも都市部から30分じゃ星も何もないだろうと思ったら天の川銀河が見えてしまいました。30分どころか駅前から10分ぐらいでもう東京から3時間ぐらい離れたところにある田舎ぐらい暗かったです。
そもそも「北海道 星空撮影スポット」と検索しても全然ヒットしませんでした。それは東京で高層ビルがある場所を探すようなものだったのでした…。
旭川といえば旭山動物園ということで空飛ぶペンギンにも会いに行ってみました。最新の設備が整ったオシャレ施設ではありませんでしたが、展示や説明はとても丁寧で美しいし、気兼ねなく行ける感じが良かったです。
旭川からいよいよ富良野・帯広へ向けて出発しました。THE 北海道という感じの景色が広がり始めます。
そして、北海道のどこかに住んでいると噂の友達と会うことができました!
九州で友達と会えた時にも思いましたが、どこか言葉にできない独特の嬉しさがあるものです。異国の地で日本人に会った時のような(北海道はもうほとんど異国だと思っている)とても温かい気持ちになりました。
なんと言っても道が真っ直ぐで信号もほとんど無いので、どこに行っても高速道路のようなスピード感で車が流れています…。県外ナンバーでちんたら走っていたら煽られるかな…と恐れていましたが、これは全くの喜憂でした。道が広くて交通量がまばらなおかげで、速い車はどんどん抜かしてくれるのです。唯一車間を詰めてきたのは わナンバーのベンツだけでした…
そんなこんなで気付けば5泊6日の北海道旅行も最終日になってしまいました。最後に苫小牧の海鮮丼を食べて乗船です。
走行距離1,165km、走行時間24時間47分、燃費20.1km/Lの旅でした!
今度は冬の北海道をドライブしてみたいです。チェーンを巻かなくてもスタッドレスで十分らしいですが普通にスリップするそうです。楽しみ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?