名古屋城観光こぼれ話
名駅からのショート観光こぼれ話
名古屋の地元の人たちは、とにかく略称が大好きですね。
名古屋駅は名駅、
名古屋城は名城、
ナゴヤドームやバンテリンドームは、ナゴドとは呼ばずに、タクシーで行き先を告げる時には、ただ単に
「ドームに行ってください」
と言うと大変喜ばれます。
以前、落合ドラゴンズが強かった頃には、よく、東京から名古屋に遠征応援をしたものですが、ドラゴンズユニフォームに身を固めて、行き先をドームと告げると、
運転手さんが機嫌が良かったのか、
あの、エグザイルという人たちがいるんだけどさぁ、この間彼らを乗せたら、礼儀正しくていい子ばっかりだったよ、
という話を到着するまで延々と、中日ドラゴンズとは関係のない話を話されて、
あ、これは自慢したかったのねという感じでしたね。
で、今回は、名駅の新幹線改札口を出て、太閤口側の地下街「エスカ」にエスカレーターで降りて、名物の味噌煮込みうどんを食べたことがないメンバーがいたので、ランチに、山本屋本店の味噌煮込みうどんを体験していただきました。
独特の麺の硬さと歯応え、味噌煮込みスープの味わいに、カルチャーショックを受けつつ、名古屋めしの頂点を体験していただきました。
で、この日の最終目的地、丸の内の「名古屋スイング」のアフタヌーンライブにはまだ時間があったので、次は名駅からタクシーで、名城こと、名古屋城に向かいました。
私は、子供の頃に名古屋市に住んでいたので、たぶん行ったことがあると思いますが、完全に記憶が失われていましたね。
現在は、天守閣には登れないらしく、本丸御殿巡りだけがメインとなりました。
名古屋城は、江戸幕府が開府されてから築城されたので、歴代将軍がやって来たり、各地の大名も登城して来る、格式豊かな本丸御殿を、見知らぬ集団と一緒に巡っていたら、後ろに並んでいた年配の女性が、暑いですねえという季節の挨拶を交わす間もなく、問わず語りに話をされてきました。
なんでも、前田利家公の子孫の方らしく、苗字を尋ねたら、やはり前田さんと仰り、自分の何代か前のお姫様が、名古屋城の馬廻りの侍と駆け落ちして、その後は栃木県で暮らしたそうで、代々伝わる着物が、襟が立った格式高いものをお祖母さんから貰い受けたとか。
実は、本人は、47年前にカナダに移住して、カナダ人の夫を連れて日本に里帰りして来たのだそうで、そのことを誰かに話したかったそうですが、まぁ、私で良かったのかどうかわかりませんが、その話を聴いてもらえて大変嬉しそうでしたね。
以前、三鷹のスポーツクラブのゴルフ同好会には、毛利さんという女性がおられて、実は、直系の毛利一族の子孫だそうで、世が世ならお姫様なのだそうですが、案外、身近なところにも、そういう人物と出会うことがありますね。
ショート観光にしては、いろいろと面白い体験をすることができましたね。
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