ペスカタリアンになってみた肉屋
肉屋で働き始めてから、肉の廃棄量の多さに疑問を持つようになり、ヴィーガン思想についても興味を持つようになりました。人間が自分の都合で動物を殺し、食べないで捨てるというのは私には納得ができない事です。なぜなら私は動物が好きだからです。ヴィーガンについてろいろと学んでいくうちに、人間が肉を食べる必然性は全く無い、という真実に気づけました。人間は肉を食べなくても問題なく生きていけます。肉を食べるのは嗜好と快楽の為です。ということで、肉を食べるのをやめることにしました。
魚や卵は食べています。乳製品はもともと体が受け付けないので一切摂らないのですが、カテゴリーとしてはペスカタリアンになります。魚や卵も食べないヴィーガンとは違います。動物愛護的な観点からのペスカタリアンだと、何故肉を食べるのはかわいそうで、魚はかわいそうではないのか、という矛盾が出てきます。矛盾は自覚していますが、それに対する明確な答えは今のところありません。いつか答えが出る日がくるかもしれないし、答えが出ないまま死ぬかもしれないし、矛盾を作りたくないから完全ヴィーガンになるかもしれない。今のところはわかりません。
ただ、もやもやしながら肉を食べていた日々から比べると、少しだけ悩みが少なくなった事は自分の進歩だと思っています。娘や妻は肉を食べています。私の食生活を強制する気はありません。「肉を食べるのを止めた」と娘に話したら「私は食べたいよ」と答えたので、「食べていいよ」と答えました。娘はまだ6歳なので、いつか自分の力で考えられる日が来るまで好きにさせようと思っています。
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