下今市のイオン2階が、とことん子供向けだった
初めに
皆さん、こんにちは。れいなです。読んで頂いて、ありがとうございます。
私は今、栃木県日光市の鬼怒川温泉にある温泉旅館で住み込みのアルバイトをしています。駅前にまで足湯がある、のどかで美しい温泉の里です。
バイト仲間たちに聞くと、「この辺で買い物するって言ったら下今市のイオンだよね」「おれ昨日、〇〇先輩と服見てマック食べて帰ってきたよ」「電車で20分くらい、簡単だよ」なんて言われます。鬼怒川温泉に来て2週間。さりげない日々に満足していたのですが、自分の殻を破ろうと思ってイオンへ出発しました。
自然が豊かなエリア
日光市の下今市(しもいまいち)に到着しました。ここでは割愛しますが、私が降りた駅周辺は、水の流れが沢山ある街づくりで、とても風情があって素敵でした。そこを抜けると自然の多いエリアに。あいにくの曇天ですが山々が青く、10月の気候が散歩にほどよく、広々としていて清々しいです。
(↑とても空気が良く、見晴らしの良い自然が広がっています↑)
(↑レトロな駅前や歴史的な杉並木など、楽しい場所を色々寄り道したものの、イオンが見えてきて安心しました↑)
(↑これはイオンの隣の道です↑)
(↑道を挟んだ反対側に、せせらぎがあって癒されました↑)
(↑いよっしゃーー、イオンだ‼↑)
(↑見た感じ普通のイオンです↑)
筆者は茨城県出身で、田んぼの中にあるイオンというのは馴染みですから、だいたい想像していました。きっと店舗の中も似た感じで、1階には食品とか親年代の服エリア、2階に若者向けの服やインテリア、それくらいだろうなぁと、まあくつろいで来ようという気持ちで入りました。筆者は20代後半ですが、2階はきっと10代~20代前半のヤングな人々が喜ぶような服や小物がメインなんだろうなぁと思ったのです。そういったイオンをいくつも見てきたからです。そのターゲット層にはぎりぎり筆者も含まれて、それなりに楽しく洋服を見たり、デート中のヤングたちとすれ違うだろうなと思って足を踏み入れました。いうなれば、オレがターゲットだ、罠にはまってやるぜ、というほどでした。
私の知ってるイオンではなかった
このイオンは2階建てです。まずは1階、食品とか絨毯とか、親世代の洋服なんかを見かけました。これは2階に行けば、洋服販売のターゲット層であるオレ向けの店がゴロゴロあるのだろう、と多少調子に乗っていました。
(↑1階のエスカレーター前は広々、写真に写っていませんが塗り絵コーナーがありました↑)
(↑2階に上がると…何だか様子が違う!↑)
エスカレーターを上がると、老若男女様々な人たちがゲーム機に向かっている状況に直面しました。休日ではありましたが、ど…どういうこと⁉
(↑おばあちゃんたちも、じっくり腰を据えてゲーム中。すぐに立ち去るのかと思いきや、少なくとも筆者がいる間はずっとゲームしてました↑)
(↑近頃のゲームセンターって、バレーボールが景品なの?!↑)
どうやらこのエリアは「モーリーファンタジー」というゲームセンターのようでした。天井を見上げると、不思議な生き物のようなオブジェが連なっています。
(↑これ、龍…?!顔は花なのかな?!↑)
(↑回り込んでみると、どれもこれも首が切れていてちょっと怖いですが、色がポップでかわいくもある。とりあえず肉食ではなさそう!↑)
(↑大きさも景品も、ターゲットも様々なゲームがあります↑)
(↑パッと見、遊園地かのよう↑)
通路を挟んだ反対側までもがモーリーファンタジーです。筆者が住んでいた大阪市内のショッピングモールのゲームセンターですら、これほどの面積はありませんでした。美しい自然の反面、近所にこういった人工的な娯楽が少ないからこそでしょうか?この地域から一番近くの牧場ですら10㎞以上離れていました。
(↑椅子がキノコのよう。モーリーって、森ってこと…?!↑)
(↑ゲームセンタースキルがからっきしの筆者でも、これだけ機械が並んでいればわくわくします↑)
(↑色んな景品があるなぁ…と呆然と眺めました↑)
(↑大人気である。誰も声を荒げたりせず楽しそうです。イオンの隣にある葬祭場に居たと思われる喪服のかたがたがフードコートで食事して、このゲームセンターを通り抜けて行ったときは何とも不思議な気持ちになりました↑)
ゲームセンターといえば、小中学生の頃は「ゲームセンターに出入りしてはいけません」といった決まりがあったくらいです。カツアゲされるとか、どこかに連れていかれて暴力に遭うとか、ゲームにはまり込んで堕落するとか、小さな子供向けの機械は少ない、汚いとか臭い…そういうイメージが強かったのですが、この明るさと言ったら不思議なものです。
(↑手前の少年が引っ張っているのはリュックサックの紐です↑)
(↑黄色い画面には、「よくばりパス 1時間1000円で遊び放題」と書かれています↑)
(↑何だかヘロヘロになって外に出ましたが、この看板、職人さんの髪も青いな…↑)
もう一度中に入ってみよう
(↑ゲームセンターの画面ですが、完全に子供向けのイベントが催されています↑)
(↑おじいさんおばあさんって、ゲームセンター来るんだっけ?!↑)
(↑完全にお父さんだけが熱中している様子↑)
(↑メダル交換の機械までもが、子供向けの楽しいデザインに↑)
(↑塗り絵コーナー、1階にもあったけどゲームセンターにまで!↑)
(↑プリクラコーナーもある…だが、隅っこだし、台数も筆者の学生時代より少なめ‼そうか今はスマホがあるからなぁ↑)
ゲームセンターと言えば中高生が遊びに来るイメージの強かった筆者ですが、今回は中高生カップルやグループはほぼほぼ見かけませんでした。そうだ、土曜日ってば学校があるのか(ゆとり教育世代でピンと来なかった)。
(↑ゲームセンターの隣には赤ちゃんのプレイスペースまで完備↑)
(↑赤ちゃんルームまで…‼‼お父さんでもおむつの交換ができる‼↑)
(↑ゲームセンター内にトイレまである…中に入ると清潔で快適でした↑)
(↑通路を挟んだ隣がおもちゃ屋さん…親御さんが大変だ!↑)
私がよく見ていなかっただけで、この2階は子供がメインの階だとでもいう表示があったのか?!と思ったのですが。
(↑エスカレーター脇の掲示板を見ただけですと、そんなに子供向けという印象もないですよね?↑)
同じ階に巣くうガチャポンの群れ
(↑隣のフードコートや洋服屋にまでガチャポンやクレーンゲームが飛び出ています↑)
ひとしきり見終わった(と油断した)ので、フードコートで何か甘いものを食べようと思いました。だってこれは私の休日だったのです。子供たちや、子供たちのように遊ぶ大人たちを沢山見たためか、ちょっと浮かれたやつを注文しよう、そんな気持ちになってきました。
(↑食品サンプルの…色が…!↑)
2007年に放送された連続テレビ小説「ちりとてちん」は落語のお話で、貫地谷しほりさん演じる主人公が「学生の頃、お母ちゃんが作る茶色いお弁当を、何でこんな地味で恥ずかしい!と思ったんだけど、茶色いお弁当ってとても優しさが詰まってたんやねえ」という気持ちでお弁当を見つめながら「茶色いねえ…」と微笑んで終わる回があったのですが、筆者も心の中で「茶色いねえ…」と言いました。そして注文して作ってもらったのがこちらです。
(↑レインボーかき氷+ソフトクリーム、350円↑)
きれいなレインボーになっている、これは嬉しい!と、気持ちがわくわくしました。ここのフードコートは2軒だけでして、初めはもう1軒のサーテイーワンを見に行ったのですが、先ほどゲームセンターの写真を撮りまくっていたせいか、若いハンサムなお父さんが私をものすごく振り返ってくるので何ともいたたまれず、隣の店に移動して見つけたかき氷です。この楽しいデザイン、ゲームセンターの楽しさを反映したような感じがありますよね。そして食べ始めました。そしてお店のかたには大変申し訳ないですが私が普通のかき氷シロップ、実は苦手だということに気づき始めるのです。そういえばもう8年くらいの間、果物をぎゅうぎゅうに煮詰めたような、ちょっと特別なかき氷しか食べてなかった…そっちの方が体に良さそうだし…。
(↑美味しかったのは本当です!そして、だだっ広いゲームセンターで気持ちが浮かれていたけれど…10月下旬の胃には入りきらず、けっこう食べるほうなのですが半分残してしまいました↑)
(↑かき氷食べている間にも、隣の幼児向け遊具から噴水が…!↑)
(↑子供が多いのでしょうね、皆ひっくり返したのだと思われます↑)
(↑返却口の横にギッシリとガシャポンが…↑)
ガシャポンはフードコートだけでなく、ゲームセンターの交換所前などなどこの階のあちこちに設置してありました。ここは関西空港か!と心の中で突っ込んだくらいです。(ご存知の方もいらっしゃると思いますが補足しますと、海外旅行の際、訪れた国の通貨に換金した小銭は、たとえ余っていても自分の国の通貨に換金できないケースが多いため、空港にはガシャポンが沢山設置してあるのです。筆者は関西空港でチェックインした後のガシャポンの多さは毎回びっくりしています)
(↑ガチャポンのカプセル入れがあるフードコート…!もう、ガシャポンが織り込み済み…↑)
同じ階に、もう1つゲームセンターが存在
一応おなかが膨れたので、同じ階を歩いてみることにしました。子供の靴とかオムツの山、手芸コーナー…私が思ってたような10代~20代前半向けの洋服なんてからっきしありません。すると見えてきたのがまさかの光景でした。
(↑…子供向けのトランポリン?!↑)
(↑巨大室内遊園地…と書いてある↑)
こちらは先ほどのモーリーランドとは別の、US.LANDというプレイコーナーです。ぱっと見た感じだと、スロットゲームなんかが少なく乗り物が多いことから、低年齢向けなのかなという印象を持ちました。こちらは受付が必要です。
(↑やっぱり、どう見ても普通のプレイコーナーじゃない…面積広すぎないか?!↑)
(↑遊園地ですよね、もうこれ…って遊園地って書いてありましたね!↑)
(↑ここでご飯食べられるんだろうなぁ↑)
(↑マッサージチェアも設置してあります↑)
子供連れの親御さんは、遠くの遊園地まで出かけなくても済むという頼もしい場所なのかもしれない、と思いました。ここなら見守れるし安心ですよね。ご飯も持ち込めそうだし、色んな買い物も済ませられますしね。すごいなぁ…ここまで歩いたらもう、全部見終わったかな、そう思いエスカレーターへ向かいました。そして目に入った光景がこちらです。
(↑「ガチャガチャコーナーカプセルランド」って上に掲示されているほど…!↑)
下今市のイオンにあるゲームセンターは地元の人たちに愛されるとっても楽し気な空間でした。もし子供さんと訪れることがあれば、ぜひ財布の紐をしっかり握って、「また行く」と言われることを覚悟して訪れてみてください。筆者の地元である茨城県北部のイオンの特色は何だろうな…と今考えてみましたが、わりと近くに遊ぶ場所とか他のスーパーマーケットがあるので、そうそう変わらないなと思いましたノーコメントです。
おまけ
こちら、筆者が最も気持ちを惹かれたゲームです。
ドリンクが出てくるのかなと思いきや、そうではなくてメダルを増やすゲームのようでした。
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