見出し画像

むにちゃんと、見えない存在の声が聴こえる人達/後編

皆様、こんにちは。
今回は特に重たい内容もでてきますので、読み進めるかどうかは、ご判断ねがいます!

前回の記事は、こちらです。


むにちゃんとの会話

むにちゃんは危ない、と警告してきたお友達から「れいなさんは神様と話ができるレベルの方であって、むにちゃんとも話ができるはずだ」という声を頂きました。

高評価して下さるのはありがたいです。ただ、あまり、見えない存在と長い会話をしたくないし、していないんですね。友人のピンチのときはもちろん別です。命を削ってでも、やる必要がありますからね(↓こちらの記事)。

この辺が、どうして伝わらないんだろうかと衝撃でした。私は「いいよ」と言うし、涼しい顔をしてるけれど、負荷がないわけじゃないです。

困ったときはやっぱり、日々たくさんの人々の困りごとに耳を傾ける、お坊さんの堯友(ギョウユウ)さんに話す私です。

私「音声で見えない存在の声が聞こえるって絶対キツイよ。『れいなさんは絶対に、そういうことができるレベルのはずです』とか言われても、一人芝居っぽさの範囲を超えた声が聞こえるのは、リスクが大きいよね」

堯友「確かにねー、僕の相談者さんみたいに、あれこれ悩むことになるリスクはあるよね」


(↓堯友さんが以前相談を受けてらっしゃった話は、こちら↓)

聴こえてしまう親の苦しみ

私「私の母だってたいへんだもの、ずっと声が聞こえて、ある程度穏やかになるまで20年かかったし、入退院5回してるからね。。。暴れるから親族の男性3人で無理やり入院させるしかなかったりね。。。」

堯友「うん。やっぱりそういう人って、テレパシーみたいに頭に声が届く感じかな?」

私「ガンガン音声で聞こえるらしいよ、私も何度か聞こえたことある。今もたまに。ずっと昔、白川郷で野宿してたら、朝日が眩しい中、とっても麗しい女性の声で『些細なことで繊細な感受性を手放さないでください』って辺りに響いたことがあった」

堯友「それはたしかに怖いわ」

私「でしょぉ」(やっぱりふつうにあることじゃないのか・・・うちの環境って・・・?!)

堯友「それに、病気かもって思ってしまうよね」

私「そうそう、少しでも舵取りを間違えたら、悪口雑言が流れ込むみたいで、私が小さい時は『子どもたちを殺せ』って鳴り響いててほんと辛かったみたいだよ。私が最後に会ったときも、最初の数日は良かったんだけど、『れいなが家族を不幸にする』みたいな言葉が鳴り始まっちゃったらしく、もうだめだった。。。」

堯友「本人も家族も辛いよね」

れいなさんはくまちゃんの後継者?

私「うん、だから声を聴くところまでは踏み込みたくないんだけど、ご連絡下さったお友達は、『れいなさんが、しっかり聴こえるようになって、くまちゃんの跡を継ぐんだ』とひらめいた日があったみたいなんだ。

それ以降、そのことを固く信じてるようだから、私に早く『聴こえる』世界に踏み込んで欲しいのかなと思う。。。」

堯友「最終的に、その方の言ったことが実現するとしても、過程をすっ飛ばすのは危険なんよ。それぞれの気付きやタイミングがあって、たどり着く場所だから」

後日、他のお友達からも、やっぱり該当するお友達が「れいなさんはくまちゃんの後継者のはずだから、もっと頑張るように言って下さい」と読み取れる連絡が来ていた旨の打ち明け話がありました。

ここでやっぱり、困ったときの堯友さん頼み!わっほーい!
という訳で、その連絡を一緒に読んで頂きました。

私「私がくまちゃんの跡継ぎだと本気で思ってるのかなあ、この文面。。。」

堯友「うん、そうだと思う。 でも、誰にしても、くまさんの後継なんて荷が重いよね。れいなさんに限らず」

くまちゃんは不思議な学校である実相大学で教えている全員が後継者だといつも言っていて、この時、私も辛すぎてくまちゃんに連絡を取ったときも同じ「後継者は、全員です」という回答がありましたが、

くま「そのお友達が『れいなさんはくまちゃんの後継者だ』とひらめいたことについては、ありがたく受け取りなさいね

と諭されました。

お友達は、それだけ偏った発言になるくらいご自身のバランスを崩していたときに、れいなさんだったらきっと後々許してくれるだろうという無意識の判断から、私を対象として甘えてくれたのだと思います。

そして私に対し、そのお友達なりに、「くまちゃんの後継者だろう」と言いたくなるような魅力とか態度を感じてくれたのでしょう。そこに対しては照れるくらい嬉しいです。

そのくらい、ぐちゃぐちゃに混乱している状態で、私を選んで、信じて頼って、甘えてくれたこと。それは、やっぱり、ありがとうという気持ちですよね。

それに、誰か特定のくまちゃんの後継者がいる!と思えることで、何か安心できたのかもしれない。その方が精神的にバランスを保つために見つけたひらめきなのかもしれませんから、本当に大事に、たまごを包むように、そっと受け止めて流してあげればよかったのかもしれません。

誰のひらめきも否定しないのが、愛かもしれないですよね。

堯友「早く仲直りできるといいね」

その日以降も、見えない存在の声が聴こえる人について、私と堯友さんは対話を重ねていきました。

堯友「僕は聞こえることはないから、無責任にそういう人を羨ましいなとか、思うこともあったけど、聞きたくもないことが聞こえたら、そりゃ苦しいよね」

くまちゃんも苦しかった

くまちゃんのnoteの記事にも、目に見えない存在の声が聴こえることによる、苦しみの片鱗が時折登場します。

どうしても止められなかったのが、約10年間続いた、脳内に響いてくる罵詈雑言。これをシャットアウトすることができていたなら、僕の笑顔は、もっと増えたと思います。

一番危険なのは、夜寝る前に、その声たちが聞こえてくることです。その声を止めるために薬を飲んでいた時期もあります。処方されたのはデパスという錠剤でした。しかしそれは大きな副作用が伴ってしまい、やめました。

おりおりいっぴつ #034(僕のマイナス感情を打ち消すもの)

私「私も実は、くまちゃんみたいな聞こえ方はうらやましいなって思ってたよ。 母と重なるところがあるなんて、全然想像してなかったの。 母は聴こえたくないようなおぞましい言葉が聴こえて、頭抑えてうわーーって叫んだり、24時間だったよ。

同じ言葉が繰り返し聞こえすぎて、それを電話越しに親しくない人との用事の中で言っちゃってグチャグチャになってる様子を何度も見てきたの。母とくまちゃんを重ねて見るようになってからは、ちょっと冷静になった」

堯友「そうやね。くまさん自身も、中学の頃はまともに授業も受けられないくらい、声がひどかったらしいし、無闇に羨ましく思える状態じゃないよね」

私「これで、そうやねって言えるのは堯友さんが何度もお坊さんしてきて、人々に寄り添ってきたからかもしれないね。やっぱり、『お母さんはそうでも、あなたは違うから』って言われちゃうこともあるから、なかなかお母さんの話ができなくって、久しぶりに言ったよ」

堯友さんのすごさ

今回、この一連の出来事を通して、堯友さんを改めてベタ褒めしたくなった私でございました。寄り添い力の突き抜け方よ?!

堯友さんのお寺では、宿坊といって、毎日たくさんの参拝客が泊まりに来るんだそうですよ。それで一緒に時間を過ごすから、時には重たい身の上話を聞くわけです。無意識のうちに「すがって」くる方というのも沢山いるはずです。

そういう仕事をしていない私からしたら、世の中にたくさんいる人々の、普段見えない面な訳で、ある種、堯友さんは私から見えない存在の、声を聴いてるようなものです。

それこそ成仏できない心や過去をたくさん聞いて、それでも朝の読経はしなきゃならない訳で、説法もして、そしてそのお客さん方のご飯の世話、ふとんの世話までして、希望があれば瞑想も一緒にやって。夜になったら人々の心をほぐすようなお話をパソコンで書く。

そんな毎日を繰り返しているのは、本当にすごいなあ!休日も、散歩するか、本読むか、本堂で瞑想してるらしいっすよ?!

私は日々、ありとあらゆる話を堯友さんにメッセージしていて、あんな苦しそうな人がいたよ、こんな大変そうな人がいたよ、私たちってどういうことをしてあげられるんだろうか、なんて投げかけることも多いのです。

堯友さんのすごいところは、いつも、人の苦しみを理解してすっと寄り添えるところがあるんですね。切り捨てることをしないし、「もっと〇〇だったらいいのに」とか、「いや、そういう人は〇〇できるはずだ」とかいう発言が一回もないのです。(↓堯友さんのエネルギーの形が、たくさんの人を救い上げるようになっているという話はこちら↓)

誰かの批判を、軽口でポンと言うこともないのです。さらさらと流していくというのは、こういうことかとよくよく思いました。ご著書から受ける印象と同じですね!

むにちゃんと堯友さんに共通するところ

むにちゃんは天使(宇宙存在?)、そして堯友さんは宗教家ですけども、ふたりとも、自分たちがいつか私の元を去るとしても、そしたら私の人生がより良くなるだろう、そうであるためのおまじないとして、祈りとして今この瞬間を過ごそう、それはきらきらと輝いてきちんと残るだろう、そんな関りをしてくれていると思います。

それこそが本当に祈るということ、関わるということではないかと思うのです。そしてそれを体現している方々を、私はこのふたりのみならず、たくさん、たくさん知っています。記事を読んで下さる皆様もそうです。私もそのように在りたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
目がしょぼしょぼしておりますが、妙な情熱で最後まで書かせて頂きました。
長文にお付き合いくださって、本当に感謝しかありません。
何てたくさんの方々の影響を日々受けて、過ごしているのだろう、そのありがたさを思う前中後編でした。

おまけ

堯友「そういえば、この前チベット人のお客さんが泊まりに来てたんだけど、その人に近づいたら、妙に体がビリビリして不思議な感じだった。 ビリビリの原因は不明なんで、オチはないけど」
(注※チベット・・・長く続く仏教文化で有名な国。チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマは生まれ変わりを続けているとされ、亡くなると様々な占い等から、生まれ変わった地域の予言がなされ、特徴にあった子供が選ばれて次の指導者になる不思議な場所)

私「めっちゃ気になるから、今後は何とかしてそういうお客さんに話しかけて?!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?