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「面倒だから馬鹿っぽく振る舞ってた」馬の知能の驚くべき報告

馬は私たち人と厚い絆で結ばれた動物ですが、知能面ではあまり注目されません。

競馬好きの人なら、馬がかなり人間の考えを理解していて賢い生き物という印象を持っているかもしれませんが、チンパンジーやイルカ、カラス、ゾウなどに比べて彼らの知能を調査した研究はあまり報告されていないのです。

しかし英ノッティンガム・トレント大学(NTU)の研究で、馬は非常に賢いにも関わらず、面倒なので馬鹿っぽく振る舞っている可能性が示されたのです。

一体どのような知能の高さを見せたのでしょうか?

研究の詳細は2024年7月11日付で科学雑誌『Applied Animal Behaviour Science』に掲載されています。


参考文献

元論文
Whoa, No-Go: Evidence consistent with model-based strategy use in horses during an inhibitory task
https://doi.org/10.1016/j.applanim.2024.106339


ライター:大石 航樹(Koki Oishi)
愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。

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