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あきれた霧。ふぬけたうわ言。つぶらな曖昧さ回避。

頭にもやがかかってるみたい。思考がまとまらない。何も浮かばない。見えない。


そんな状態がもう2週間続いている。食欲もなくなり、少し痩せた。季節の変わり目の気圧などのせいだろうと思い、せいぜい1週間そこらで抜け出せると軽く考えていた。毎日、あと数日できっと抜けるはずと思いつつ生活しているが、一向に兆しはない。そしてその間、気を抜くと涙が落ちてくる。

この症状はとてもよく覚えがあるが、良くなるためどこかへいく気にもならない。しばらく身を委ねるつもりだ。うん、ふわふわする。右耳の奥が時々痛む。この揺蕩い、いつまでだろう。でも悪くない。この気だるさはまるで気の置けない友人と一緒にいるようで、心地よいわ。

そんなことをつらつら考えていると、唐突に今の仕事に判を押した理由のひとつを思い出した。
「よし。どうせ◯◯するなら、この仕事やってみてもいいか」
実は昔から◯◯に憧れている。それこそ、小学3年生からずっと。どうしようもない人間なのだ。そうなった理由はもちろんあるが、赤の他人は胸糞悪くなるだけだろうし、何より簡潔に説明するのが苦手なので、これを読んでいるあなたの好き勝手な想像にひとまずお任せする。ああ、それなら半端に書くなというお叱りの声が聞こえてくる。いやはや、すまないね。

◯◯に関連して、またひとつ思い出したことがある。
先ほど◯◯に憧れていると言ったが、正確には必ずしも◯◯でなければというこだわりはない。◯◯についてはとっくに調べ尽くしているが、結局こんにちまで来てしまっている。その年月もあり、やはりどうしようもない人間なのだと改めてため息が出る。
生きていると、時々様子のおかしい人に出会うことがある。そのたびに私は瞳を輝かせ、興奮を押さえきれない声でその人物にたずねる。
「◯◯してくれますか?」
しかし、期待する返答を得られたことは今のところ誰からもない。残念だ。本当に、がっかりする。
そして決まってこう付け加えられる。
「そんなこと口にすると変なの引き寄せちゃうからやめな」と。
ふふ、可笑しい。そう言うあなただってそこそこ「変なの」だからおたずねしたのよ?と内心突っ込みつつ、曖昧に微笑んで話を終わらせる。
その変なのに会いたいから質問しているのだ。本望である。私はずっと本物を待っている。
こいこい、こいこいこいこいこいこい。
私はここにいますよ。

はあ。頭が働かない。日にはちゃんと当たってるし、筋トレも週5でしてるのに。セロトニンちゃん、お願い。息を吹き返して。私はどうにかなってしまいそうよ。

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