『パンクだ！』と言われて読めば『あー、パンクだね』と分かる詩集のお話をします。

『マルドロールの歌』という詩集の話をする曇天ちゃんです。
『『パンク』って何なんだぜ！？』
という方に大体の感覚が伝わればいいなと思っております。曇天ちゃんも大体の概念しか分からないのですが、はてさて。

お疲れ様です。曇天スキーです。
メガデスで
『アメリカのハードロックはこういう感じなのね』
と知り、イングヴェイ・マルムスティーンで『スピードメタル』、『シンフォニックメタル』という概念を知り、後期のLaputaや布袋寅泰さんの一部の楽曲で『デジタルロック』という概念を知り、リンキンパークで『ラウドロック』という概念を知ったクチです。
『そういう別ジャンルとの融合によってロックの概念が幅広くなった事で、新規の方が入りやすくなったよね』
と考えていたら、
『ロックなんてダサい』
『自分らより前の世代のロッカーは全て老害』
などという寛容さの欠片もない意見がSNSで出た事があります。それを見て、
『ほーん。じゃあまず楽器と奏法を自分で発明する所から始めな。
人の作った楽器と奏法を当たり前に使ってそれらの生みの親をディスるお前らのどこがロックなんだよ』
と感じたくらいには、ロックが好きなわたくしです。
そもそも『音楽』と称する訳ですから、みんなが楽しむものだろと考えるので、ライブなどでも普通に楽しみたいファンを受け入れてますよね？
なのでねぇ、その意見が出て来た時には大いに憤慨しました。
だって、一部のそういう◯◯（入れたい罵倒をインして楽しまれて）が悪い面を出したら、そのジャンルでファンを楽しませてる他の人達が同列に見られがちでしょう？
いいですか、楽しませようとして頑張ってるのに◯◯だと思われてしまうんですよ！ 病むだろうそんなん！！
それでなくとも、
『彼ら自身の経済的事情とか、
『ぼくのかんがえたさいきょうのバンドやシンガー』
みたいなのを作ろうとするメンバー引き抜き、よく分からない筋の介入などから、どれ程のバンドが活動休止したり、解散したと思ってるんだ！！』
ってお話ですよ。あるでしょう、そういう、
『わたくしの友達も、それで実家帰って就職した……😢💦』
っていう様子のガチで許せない出来事。
そこを踏まえた上で、個人的にはVtuberという配信スタイル、衣装やメイク、ステージに恐ろしくお金がかかる、音楽方面で活動されてる方々には相性がいいと思うんですよね。
勿論、相応の費用はかかりますが、訳の分からない出費は減ると思いますし、
『誰それがどこそこを仕事中に怪我しちまって、もう演（や）れないって……！』
という、本人が一番辛いであろうトラブルも格段に減るのではと思うんです。また、
『自分がやりたいのは皆との活動と作曲で、正直、顔を出したくないんだよね』
という層にも持って来いだと思いますし、MVなどでの見せ方にこだわるなら尚更いいと思います。
それくらい、タブレットやスマホでも色々出来る様になりました。
投稿のお手軽さに関しては、犯罪に使われてしまう程なのは、もう皆様ご存知でしょう。
故に、上記の件に関しては深く深く、
『ぐぬぬ……！💢💢💢』
と感じたのでした。

さておき、パンクというジャンルがあります。先にどんな概念がパンクスタイルに取り入れられているのかをざっくり挙げてみましょう。
・バイカースタイルとは少し違う、タイトなシルエットになる、鋲付きの黒の革ジャン
・モヒカン、スパイキーヘアー、最低でもツーブロック
・シルバーアクセサリーやタトゥーのモチーフ的に肉はダメで、剥き出しの金属パーツや骨はすごくいい（安全ピンピアスですとか、安全カミソリピアスですとか、天使モチーフは羽根だけとか）
・異性とHするのは解釈が分かれるが、モテるのはOK
・病的なまでにフ◯ッキン物質至上主義（憧れはあるけど、憧れたら魂が死ぬので認めない）
・でもネイキッドスタイルのバイクやアメ車で暴走するのはクール
・どんなに生活が辛くても相棒であるマシンや楽器は売らない（ここだけ他の全てのジャンルと共通する）
・ボンテージパンツ（ゲーム『キング・オブ・ファイターズ』シリーズで、八神庵が履いてるアレです）、ガーゼ製の衣類、包帯は最高
・音加工より原音バキバキ
・身の置き場が基本的にどこにもない感じで、若くして急逝すると伝説
・栄養にならない飲食物最高
まあ、こんな感じです。ハードロックやヘヴィメタの真逆をいく感じですね。こういうパンクスタイルを纏う人達が『パンクス』と呼ばれています。
彼らのスピリット、つまり生き様なので仕方ないですが、
『お腹一杯は敵だ！』
みたいな部分がとても強いジャンルです。全部を徹底してたら間違いなく身体を壊してしまう。と言うか、死んでしまいます。
『メジャーシーンにいたはずだが
『実際は売れてない』
と聞かされてファンがびっくりし、それでもオリジナルメンバーが生きて活動してるのは『ダムド』とかくらいでは？』
ってなるくらい、色々な原因で亡くなったり解散したりしています。
ですので、他のロックジャンルの方々以上に、
『別の仕事で食べられている』
と知るとホッとします。だって栄養にならない飲食物最高のジャンルの人達ですからね。
『頼むからご飯食べて！』
ってなる。
ただ、生き辛さって、夢を追う上では付き纏うものですよね。バイトで先輩や同僚と折が合わないですとか、
『金は稼げるかもだが、奴とは組まねぇ！』
ってなるあれこれですとか。
なので、不思議な事にパンクの精神はそのジャンル以外の人でも大抵持っているんですよ。