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大阪IRの今後[更新2021/8/16]

トップ画像出典:MGM RESORTS INTERNATIONAL

 ここでは大阪IRが今後どのような過程を経て開業へ至るのかについて説明する。
 その他のIR情報を知りたい方は↓から。


■大阪IR開業までのスケジュール

 7月の吉村大阪府知事の会見によると、大阪府・市はまず、9月頃に事業者を選定する予定である。その後、府・市議会の承認を経て4月頃に事業計画書を国に提出する。

 企画を提出しているのがMGM・ORIXコンソーシアムのみであることを考えると、9月の事業者選定では、このグループがほぼ確実に事業者として選ばれることになる。この9月の事業者選定の時点で詳細な設計図が大阪府から発表されるようであり、絵姿も公表される。

 4月に事業計画書が国に提出されると、2022〜2023年頃に国が事業計画地である、長崎・大阪・和歌山・横浜の中から最大3箇所を選び出す。事業計画地の一つに大阪が選ばれると、夢洲の土地をIR事業者に引き渡し、工事が着工する。開業は一部で2028年頃と報道されているが、公式にアナウンスがあったのは、2020年代後半ということのみである。9月に事業計画が詳しく発表された際に、開業時期の目安についても発表があるかも知れない。開業は一部開業ではなく、全面開業がなされるようである。

 もともと万博との同時開業を目指していたIRであったが、国がIRに関してなかなか動き出さず、また揉めに揉め、またコロナが流行ったことが影響し、結局万博から数年遅れでの開業となる予定である。

大阪IRの今後のスケジュール
2021年9月  事業者選定・事業計画発表
2022年〜3月   大阪府議会・市議会で承認
2022年4月    国に事業計画書提出
2022〜23年  国が候補地を最大3箇所選定
2023年頃    着工
2025年     大阪・関西万博
2020年代後半  全面開業

■大阪は国からIRの事業者に選ばれるか?

 日本版IRでは、全国で最大3箇所をIRの事業地として選定する。現在「長崎県」「大阪府・市」「和歌山県」「横浜市」が候補地として立候補しているが、この中で大阪は最も選ばれる可能性の高い候補地である。ほぼ決定と言っても良い。

この理由については少し長くなるので、別記事で考察する。記事がかけたら、ここに載せる。


■夢洲のこれから〜インフラ・万博跡地利用〜

 夢洲の交通インフラ整備や万博跡地利用については、↓の記事を読んで欲しい。

■その他のIR情報について知りたい人はこちら。


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