【 初音ミク 】 Lila / ライラ 【 オリジナル 】

Vocal : 初音ミク
Composer : 7th
Lyrics : なゆたゆな
 
 
《 PIAPRO 》
https://piapro.jp/t/zehR 
 
 
かたい蕾がゆっくりと
花ひらいてゆく季節に
傷ついた笑顔のぶんだけ
自由になれる気がした

名前なんて知らなくていいよ
そんなものはただの飾りさ
たやすく手に入るだけの
今なら必要ないから

光と影くるくると
互い違い 乱反射する
花咲き浮かれた蝶
追いかける子猫みたい

ひらひらと舞うライラ
気まぐれな風を運んで
夜が朝を手招きするまで

理由なんかなくたっていいよ
そんな野暮は知らんふりしよう
未練も最後の一滴も惜しむ
素振りさえ見せずに

光と影ゆらゆらと
誘いあい 乱反射する
喜び与え合おう
想像じゃなく目の前の君と

はらはらと舞うライラ
何もかもどうか忘れて
夜が朝を迎えにゆくまで

息吹き 生命(いのち)美しき 芽生え
孤独 感じ 惹かれあう二人

光と影くるくると
互い違い 乱反射する
花咲き浮かれた蝶
追いかける子猫みたい

ひらひらと舞うライラ
気まぐれな風を運んで
夜が朝を手招きするまで

光と影ゆらゆらと
支え合い 乱反射する
愛しさ伝え合おう
呼びかけるこだまみたい

きらきらと舞うライラ
しあわせをただ感じてる
夜が朝を追い越してゆくまで


◆補足◆
Lila or ライラ:ライラックの花

//2013.4.23初稿
//2013.8.23音源投稿


//7thさん
https://piapro.jp/creuset


//episode
ライラは詞先で書いたのですが、おそらくこの歌詞はスランプ中のスランプというのか、歌詞を書くのがだんだん辛くなっていた時期に、何か書かねばならないという気になって投稿した作品です。 
 
ひらひら、はらはら、ゆらゆら、くるくる、乱反射などのフレーズや、蝶と仔猫という動き回ってなかなか捕まえられない生き物を無意識にでも登場させていて、気持ちの不安定さや焦燥感みたいなものが歌詞に現れているなあと、今となっては感じます(笑) 
 
写真を撮ることで撮影者が癒されるフォトセラピーなんかも流行っていますけど、私にとっては歌詞を書くこと、作詞自体が癒しになっているのかも知れません。 
 
自分で作曲するのでなければ、歌詞の場合は作曲家が作曲しやすい歌詞というのを提供しなくてはいけませんから、ある程度は整える作業も必要になりますけど、それでもやはり、書いている本人が一番癒される作品、作詞者自身に自己受容や新たな気づきをもたらす作品が、優れた歌詞なのではないかと感じますし、それは作詞に限らず、すべての創作活動、創造的活動において言えることではないだろうかと思います。

応援ありがとうございます✨自分なりの"いい歌詞"を探究して、これからも普遍性のあるメッセージを届けたいと思います。