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阿武ノーマルシティたび 元日編

近くにある御山神社に初詣しに23:30ごろ達美さん、ゲストさんと浜の小屋を出発です。月明かりに照らされた道を3人で歩いていると、あっという間に到着しました。ご近所の方も次々に集まってきて、ご家族で来ている方がほとんどです。

神主さんが慌ただしくなってきて、いよいよ年越しの時間が近づいてきます。穏やかな空気のなか、カーンという音とともに2018年がはじまりました。皆さんとご挨拶を交わしお賽銭を入れて神様にもご挨拶。横に置いてあった参拝者用の記帳簿に記入すると、並んでいる中で東京の文字が浮いていました。おみくじを引くと数年ぶりの大吉が出て小躍り。それぞれ参拝が終わったところで帰宅の途につきました。

目が覚めてから新年初めて見た日本海にある小さな漁村の風景。

みんなで朝ご飯を済ませた後、御山神社の奧院にも行ってみたいとわがままを言うと千鶴子さんが連れて行ってくれることになりました。ゲストさんは朝の電車で帰るためお別れ。奧院のある神宮山に向かって歩き出します。道の途中には田んぼや畑がいくつもありますが、耕作放棄地も多いとのこと。ニュースなどでは耳にしますが、実際に現場をみるとなんとかしたい気持ちになりました。

神社を通り過ぎると奧院への入り口があります。神宮山は「山口県百名山」の一つで最寄りのJR山陰本線宇田郷駅から徒歩30分です。

山頂までの階段数は1478段あり全国3位となっています。(山口県観光連盟より)ちなみに有名な金毘羅宮は1368段です。百段ごとに石碑があるので、登るペースはつかみやすいと思います。

階段を登りきるとお社がひっそりと佇んでいます。二人で参拝してここに来れたご縁に感謝しました。

山頂では木々が生い茂っていて景色は見渡せませんが、途中にはすかーんと抜けているポイントがあるため絶景を拝むことができます。

普段は運動をしないため、階段を下っている間に足が重くなってきました。千鶴子さんに励ましてもらいながら、熊よけの鈴のキレイな音を頼りになんとか下山。一人じゃなくて本当によかったです。途中ですれ違った小学生は元気いっぱいだったので誰でも登れます。ご安心ください。運動靴で往復2時間弱の道のりは、清清しい気持ちになれますよ。帰り道では千鶴子さんの思い出話を聞かせてもらい、ぐっと距離が縮まった気がして嬉しかったです。

のんびりと休んでから、午後は少しだけ藻のお掃除をしました。茂刈さんと藻狩りです。浜に打ちあがってくる藻を船のエンジン部分に巻き込んしまうと故障の原因になるため、定期的に掃除が必要なんです。

藻を乾燥させるため、波が届かないところに移動させます。しかし、砂と水を含んだ藻は重くて見た目以上に重労働。さらに全国や韓国からの漂着物も混ざっているので、仕分けをしながらの作業です。いい運動にはなっても毎日やるとなると手間も時間もかかります。この辺りは高齢化の問題もあり、それを考えると海岸清掃も課題の一つになるように思いました。この日は動き回ったので早めに就寝。漁村の生活を感じられる1日になりました。

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