10月 7日 VFF

今日は華金。そして日本はもう休みということで、少し気が楽な本日。  

仕事はほどほどにして、定時後にVFFバンクーバーフィルムフェスティバルに行った。今回見る映画は、湊かなえさん原作の「母性」という映画。  主演は戸田恵梨香と永野芽郁(名前がなかなか出てこなかった)。  湊かなえは告白でも有名な作家。見る前からとっても楽しみにしていた。 湊かなえは、49歳とまぁまぁ若手の作家さん、広島県因島市出身。告白以外には、Nのために、リバース、少女 といった作品が有名だ。Nのためには、ドラマでも一躍有名となった。あとは、プライベートではお子さんがいらっしゃる専業主婦をされていたこともあるらしい。それから趣味が登山だとか。私も最近バンクーバーで特に登山をするようになったためなかなか興味深い。母性の映画監督は、男性で革ジャンを着たいけてるおじさんな風貌な方だったが帰って調べたら主に映画のジャンルはピンク映画と書いてあり、びっくり。

映画の内容は、ある少女の母親とその少女から見える様々なシーンの視点を捉えている。物を落とすシーンでも母親視点からみる落とす姿と少女が感じた母親の物を落としている姿は異なっていて、一つの親子が感じる行き違いを如実に表現していた。また、戸田恵梨香演じる母親は自分の母親からかなり丁寧に育てられてきたがそれだけ受けていた愛情が還って自分の子供に対しては歪んだ形で返してしまう、なんともうまくいかない関係も物事すべてがうまくいくわけではないということを表していて現実的であった。   この映画で言いたかったことは、「行き過ぎた愛情を受けることが必ずしも幸せではない。愛情を与える側も受ける側も感じ方は様々だから」ということであると思う。なかなか表現の仕方は難しいけど。トータル評価としては、初めの期待値よりは少し低めかなという感じ。★5個の評価で行ったら、★3個ほど。あと、今回は日本語の映画を英語字幕付きで観れたという貴重な体験ができた。戸田恵梨香演じる母親役が、義理両親の家に行ってお土産を渡す時に、「つまらないものですが」というものを「Here is a little things for you」と言っていたのは覚えた。

映画が始まる前に湊かなえさんをロビーで見かけたのと、舞台でも挨拶されていた。風貌よりも話し方が声が高くて可愛らしい方だった。映画始まる前にお写真を頼めばよかったなと。                   そんなこんなで充実した一日でした。

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