隣の雑談 Ep.75の感想です

「隣の雑談」とはポッドキャストの番組名です。

昨年末、雑誌「母の友」で知って以来、Ep.1から全部聞き、今も毎週水曜日のお楽しみです(火曜の夕方配信)

さて、楽しみと言いつつも、ここ最近の「隣の雑談」については結構疑問がありまして。
聞きながら、え?いやいやいや…そりゃサクちゃんとスーさんはそういう判断できるだろうけどさ…
なんて卑屈な気持ちで聞いていました。

どんな内容だったかというと、
「なんで判断を人に委ねるの?自分で決めようよ」という疑問についてお二人が意気投合しながら話あっているというもの。

聴きながら、私はずっと怒ってました。

だって、私だって自分で決めて自分の道を突き進みたいよ!でも!でも!!!家族、作っちゃったんだもん!!!!

病気しまくりの男児が二人!いっそ離婚して夫婦それぞれと子で、3人暮らしを交代でした方がいいんじゃないかとまで思い詰めるほどの日々をここまで送ってきたのよ!!!

ほんのわずかでもジャッジを間違えるとあっというまに病気感染しまくって一家全滅状態で詰むの!そんな状況が何年も続いた人だっているんだからさ!そうなるともう、あの時のあのわずかな判断が間違っていたのか…いやあっちがよかったとして、こっちがダメだったのか…と延々と悶々とするんだよ!

高齢の両親の体調や通院予定聞きながら、夫婦それぞれの仕事の予定と、祝日だらけのカレンダーと睨めっこして…それでやっと決めたと思ったら、発熱で全部変更とかしょっちゅうなんですよ!コロナ休園もあったしね!!!

予定などわからない!誰にも!私にも!夫にも!まさに神のみぞ知る!!
いっそ神様全部決めて、それで事前に教えてくれよ!!!

でもそんな神様いないんだよ!!!!!

なーんて、勝手に反感を抱きながらも聞いていました。
が、今回のEp.75で、全然そういう話じゃなかったと知りました。

ごめんなさい、サクちゃん、スーさん。

どうやらお二人が話していたのは、やりたいって思ってることについて、なぜスタートするか否かを他人にゆだねるの?って内容だったようです。

あぁ、そっちね。と思いました。
そして恒例の、勘違いからやっちまったここ最近の自分を反省しました。

ここ最近の私は、「隣の雑談」に腹立ちながらも、そうよ私だってかつては何でもすぐ自分で判断する人だったじゃないのよ、と思い直しては、夫に予定も確認せず、自分の予定ガンガン入れまくっては、よし自分の予定自分で決めたった!なんてことを繰り返していたのです。

結果、夫は疲労による結膜炎になっています。
そしてそれにも構わず、やりたいことはやるぜ!と単身映画(関心領域)見に行ったりとやりたい放題。

うーーーん、ごめんなさい。

まあでも、勘違いを差し引きして、本来お二人が話したかったことにフォーカスと当ててみても多少は疑問があったりします。

やりたいことについて、一家にお伺い立てて、何とかかんとか時間捻出しないことにはスタートできない人もたくさんいるのです。

半年前までの私がまさにそうでした。

一家の生計を担うのが一番。
学費を貯めるのが二番。
夫婦の老後資金を蓄えるのが三番。
そして、可能な限り健康状態を保つのが基礎。

だから、自分のいつかやりたい制作に手を出してもいいのはずっとずっと先。家族みんなが健康で、収入の見込みはあるけど今すぐ手をつけなきゃいけない仕事も雑務(確定申告)もない時でした。

うん、ない。

そんなタイミング、8年間で2時間くらいだったかな。

それが今になって、仕事はないし、雑務も片付けたし、こどもたちもやっと病気が少しは減ってきたし、夫は結膜炎だけど、やりたいことを堂々とできる時間が確保できたという状況です。

と、いうわけで自主制作作っています。
アニメーションの自主制作って本当に大変です。
文章みたいに書き上げたあと、簡単に書き直すわけにもいかない。
イラストと違って、動かすことを想定しては、レイヤー分けたりいくつものアプリを行き来したり。
それでもアニメーションという表現を選んでしまったんだから、と思ってちまちまちまちまと進めるしかない。こうやってしょっちゅう物書きに逃避しながら…

そんな時、へー頑張ってるね、おもしろくなりそうだね、なんて他人の一言やジャッジが欲しいって思うのはやっぱり当然のことなんじゃないかなぁ、なんて思ったりもします。

なので、やりたきゃやればいいじゃん!っていうのは、わかるのですが、うむむむ、もう一歩だけ、その関心領域から一歩出てみていただけませんか?とやっぱり思ってしまったりしました。

やりたいけど、そこに辿り着くまでの困難がたくさんある。そういう時、「あなたはやらなければなりません」って誰かに言ってほしいって気持ち、私はとてもよくわかるのです。いっそ義務にしてもらえたら動きやすいのにって時代が人生にはあるんだと思います。

サクちゃん、スーさん、どうか「やりたいんだけどね…」と言ってくる人の中には「押すなよ!(押して!)」って人もいるのでは?とちょっと思ってみてください。なんて思ったEp.75でした。

まあEp.74まで盛大に勘違いしていた私です。
来週の放送を聞いて、わー!こんな感想書いてごめんなさい、ごめんなさい!ってまた勘違いを謝ってたら、ごめんなさい。

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