マガジンのカバー画像

tactorが目指すもの

6
tactorがブランド活動を通じて目指すものを、様々な角度から綴っていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

22 Autumn/Winter collection "plot," collection statement

plot(En); 構想、陰謀、ひそかに図りたくらむこと 22SS シーズンから引き続き、”服との至近距離での対話”を着想点とした今シーズン。 着ている人がその目でうっとりできること。遊べること。 近い距離で愛でることが気持ちの良い素材、遊べるディテール、そしてそれを最大限に引き出すシルエットに加え、 今回はクラシックなフレーバーをプラスしました。 しっとりしたウールで仕立てた、いく通りにもスタイリングを構想できるジャケット トレンチ

選ぶたのしさと、自分のための時間[tttt_vol,3]

時と場所を超えて出会うテキスタイルと人とストーリー [tttt_vol,1]そして[tttt_vol,2]でご紹介したこのプロジェクト、いろいろなことを長くお話ししてしまいましたが、一番大切なのはお洋服がかわいいこと!そして何より、オーダーが楽しいこと!!ですよね シリーズラストとなる今回は、ttttというセミオーダープロジェクトの詳細と、テキスタイルのご紹介をさせていただきたいと思います! ttttは2STEP ttttは2ステップのセミオーダー方式です ・デザイン

眠っているテキスタイルと、特別な一枚のストーリー[tttt_vol,2]

これまで誰かに真摯に大切にされてきた、 これからも大切にしていきたいこと&大切にされていくべきだとわたしが思うことを、 これからも大切にしやすい形に変えてみなさんに届ける 前回の[tttt_vol,1]にて、サステイナブルという言葉から着想した考えやその思いに至る経緯についてご紹介しました 今回はその本質、”これからも大切にしていきたいこと&大切にされていくべきだとわたしが思うこと”、の部分、デザイナー地元愛知のテキスタイル産地についてご紹介します 地元”尾州産地” 私

大切なものがもたらすゆたかさと、サステイナブル[tttt_vol,1]

<サステイナビリティ>に対するブランドの取り組みは? <サステイナブル>を意識したアイテムはありますか? このような質問をいただくことが、この数シーズンぐん!と多くなりました。 ファッションを仕事とし、服を”作っていく”立場として。 ブランドとして。 また、ファッションが大好きな個人として。 tactorのような、小さなブランドができることってなんだろう? ファッションが大好きなものとして、私個人ができることってなんだろう? tactorはテキスタイル産地に縁のあるデザ

22 Spring/Summer collection "pause," collection statement

pause(En); 立ち止まる、思案する、続ける 22SS コレクションを構築していた間ずっとこころにあったこと、それは、装うことは、ますます、自分のためがいいなと思う気持ちでした。 見られるため、 認められるため、場所のため、という対外的な認識を誘発する装いより前に、自分の時間を生きるため、自分を大切にするために装う。 その気持ちから一番大切にしたいと思ったことは、服との至近距離での対話です。 素材をより作り込み、装うことで満たされ る気持ちを届けたい。ディテール

ファッション。同志に宛てた服。[tactorが目指すもの1]

tactor(タクター)という名前で、ブランドを主催しています。2017年にスタートし、3年目を迎えるファッションブランドです。 春夏・秋冬と年に2回、新作のコレクションを発表し、生産し、ショップさんを通じてやイベントを通じて販売しています。 そのtactorが目指すもの、について何回かに分けて文章にしたいと思いました。 まずは、大枠のtactorの理想について。 tactorが行う活動。 ファッションを提案する、服を作る、そのメインは女性へ向けた服です。が、性別で