離婚を考えた日に書く日記 1〜言葉足らず〜

「子供の食べるご飯とか買っといてくれてるんだよね？」

こんなLINEが夜な夜な入っていた。

現在、妻と子供は帰省しており、私は家で1人グダグダと堕落した時間を過ごしていた。堕落した時間とは言っても洗濯、掃除はしたし、布団も干した。食事も1人なので素麺や冷凍うどんといった家にあるものだけを食べて過ごした。

当初の予定では、私が休みである土日のうちに帰って来るはずだった。

私は東京駅まで迎えに行くから、帰って来る時間決まったら教えてほしい。何なら特急券もネットで買っておく。とまで伝えてあった。

しかし、土曜には連絡は来ず、土曜夜に帰りがいつかを聞くと、「月曜に帰ろうか悩み中」とのこと。

まあ土曜日だろうが日曜日だろうが月曜日だろうが私には大差がなく、月曜なら駅に迎え行けないので嫁的に負担でかいんじゃないかな？とか思っていた。

そもそも「悩み中」という曖昧な表現は「月曜日に帰るかもしれないけど日曜日に帰るかもしれない」とも受け取れるため、私は日曜日の予定も入れず、東京駅へ行けるように備えていた。(そもそも出不精な私は予定など入れるつもりはなかった)

日曜日、今日である。

何時になっても嫁からの連絡はなく、ああ、これは月曜日に帰って来るパターンだな、と解釈する。

出不精なデブである私は妻と子供を東京駅まで迎えに行くという予定がなくなり、今日もひたすらにグダグダしていた。

そこで届いたLINEが、

「子供の食べるご飯とか買っといてくれてるんだよね？」

である。

この流れで分かると思うのだが、私は何も買っていない。というか今日は家から一歩も出ていない。そして近くのスーパーは既に閉店していた。

「何も買ってないです、ごめんなさい。でもさ、買ってって言ってた？言ってくれなきゃ分かんないよ。」

という返信をした。

ここの一文は何も買っていない事に対する謝罪と、多少なりの反抗が含まれているのだが、この時既に嫁のイライラスイッチは作動していた。

は？ 普通買うでしょ

と電話で言われ、イラっとした私は電話を切った。

冷静になった私がこの日記をつけているので、今ちゃんと考えてみれば、子供が帰って来るのにスッカラカンの冷蔵庫なのは確かに問題である。

しかし、私にも言い分はある。

帰って来るのがいつなのかも分からないのに突然それはないだろうと。

当初の予定通り土曜ないし日曜日に帰って来れば迎えに行った後に買いに行けたではないか。

そしたら僕も夜は美味しいおかずを食べれたのよ。ただの素麺ではなく、ご飯とおかずが食べられたのよ。

ちなみにこの「何月何日何時何分に帰る問題」は常日頃から妻に厳しく指導されているもので、そこについても妻に指摘したいところではあるが、火に油なので言わない。

そして、せめてスーパーが開いてる時間に言えよと。コレとコレ買っといてって言えよと。僕はエスパーじゃないのよ。言わなきゃ分からないのよ。

色々言い返したいところだが、何を言っても聞く耳を持たない妻には逆効果なので私は今日もだんまりを決め込むのである。。

つづく。

ちなみに私は24h営業のスーパーへ行き、子供のための食材を購入して先ほど帰宅しましたとさ。