環境が作り出す優等生と問題児
我が家には発達凸凹の娘がいます。
聴覚過敏のせいか集中力が続かず学習面で不安が出ていました。
どんどん学校が嫌いになり、激しくなる登校しぶり…。
そうした経緯もあり話し合いを重ねた結果、3年生からは支援級に在籍することになりました。
通常級→支援級へ行くことに対して周囲の大人は本人がどう思うかをとても気にしていました。
しかし、娘の反応はすこぶる良好!
まず、クラスの人数が少ない(3人!)のがとても落ち着くのだとか。
そして、女の子がいなくて男の子ばっかりだったクラスに女の子がやってきた!!!と大歓迎されたそうです。
支援級にはクールダウン用の休憩スペースやおもちゃ、トランポリンなどもあります。
クラスは3人しかいないので静かで授業も聞き取りやすく、先生にも質問しやすい。
頻繁にパニックを起こしていた娘も、支援級に変わってから落ち着いて過ごすことができています。
勉強はイマイチでしたが、係りの仕事やお手伝いは得意なので、今まで通り仕事をこなすと、ものすごくできる子だ!と褒めちぎってくれるそうです。
今まではクラスのみんなに助けてもらってお世話される側だった娘。
ですが支援級で過ごすようになり先生やお友達に認められ、本人は自信を取り戻しているようです。
娘は特に何も変わっていません。
娘自身はできることを自分のペースでやっているだけです。
通常級から支援級に変わっただけ。
環境が変わるだけで問題児が優等生に変わったんです。
環境は物理的なものだけではありません。
そこにいる大人の考え方や理解も含めて環境です。
努力するべきなのは本人だけではないということを改めて感じました。
本当に変わるべきなのは周りの大人なのかもしれません。
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