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サラリーマンで持続化給付金の申請をしている人(不正受給者)の話。

「持続化給付金申請できるよ」という1本の連絡

知り合いAから連絡が来たのは、少し前の事。電話で最近の現状について話をしていた。そうするとAが最近知り合いの税理士に依頼をして、持続化給付金を申請したとの事。

Aは会社員ということを知っていたので、「会社員は申請できないでしょ?」と私は尋ねた。でも彼はそこは税理士がうまくやってくれるから大丈夫と言っていた。そんな話をしつつ、久しぶりだから会うことになった。

会社員でも持続化給付金を申請できる?

私も持続化給付金のニュースを見たり、ネットで調べたりしていたので会社員は持続化給付金は申請できないと思っていた。

わたし: なんでAは申請できるの?
A: メルカリとかで収入とか得たりするでしょ、あれも申請の対象なの。
わたし: でも減ったという事実と、確定申告も必要でしょ?
A: コロナの影響もあって、確定申告の期限が今延びているから今からでも確定申告は可能だよ。収入が減ったかどうかについては知り合いの税理士がうまく書類を作ってくれるの。

もちろん私が2019年度に副業をしていて収入を得ていたのであれば、持続化給付金の申請対象ということは分かる。
でも私は副業をしておらず、会社からの収入しかない。もちろん個人事業主でもないので対象外ということになる。

同じようにAも副業を行っているかもしれないが、大きな額収入はないはずだ。話を聞くにつれて怪しさが増す。

会社員でも持続化給付金がもらえるという理由

Aの話を簡単に言えば、架空売り上げだった。
以前から事業所得があって、持続化給付金がもらえるにあたって売り上げを変えたりする不正はネット上でもよく目にする。

しかしAがやっていたことは、それよりももっとひどい。
2019年度は確定申告の必要がなかった(収入がなかった)にも関わらず、確定申告の時期が遅れているのをいいことに今から申告をするのだ。
もちろん2020年度の売り上げの証明するものも必要なのだが、それはエクセルシートで超超簡単に作った売上表をみせてきた。
驚くのが、確定申告の手伝いやエクセルの売上表は全部税理士がやってくれたとのこと。

もちろん不正受給をしているAを人としてどうかと思う部分も大いにあるが、それを手助けしている税理士はなんて奴だ!と思った。
税理士に依頼するので、税理士は手数料も入ってるとの事。私がもしAに「私も(不正受給)やりたい!」と言ったら、Aにも手数料は入るのは目に見えていた。

なんというか、国を、正直者をばかにした商売だなと感じた。

後日談

もちろん真っ当に生きている私には不正受給なんて興味がなかったので、その場では進捗はなかったが、後日連絡をしてみた。

わたし「2019年度の売り上げがないのにあるように申請するのって大丈夫なの?」
A「正直に言ったら、大丈夫なように見せかけている」

そう、もうこれは故意だね。故意。
どうか持続化給付金の不正受給をしている人は捕まってください、と祈るばかりです。

本当にお金の必要な人のところへお金が届きますように。






そうすると

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