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デザインに自信が持てるようになった今日このごろ。
最終更新から約2年。久しぶりの投稿です。
僕は現在、制作会社でLPデザイナーとして働いています。
肩書きのとおり、LPデザインをメインに作っています。2022年頃から今の会社に転職し、この春で3年目を迎えます。
これまで職場を転々としデザイナーを経験してきましたが、自分の中でいまいちデザイナーとしての自信を持てずにいました。
今の会社で約2年間LPデザインを作り続けて、ようやく「デザイナー」としての自信がついてきました。経験のないデザイン領域に携わる期待と不安が、自分の成長の後押しになりました。記録用にこの2年を振り返っていきます。
LP経験ゼロからのスタート
これまで一般的なWebサイト(コーポレートサイトなど)を作る、Webデザイナーを経験していましたが、今の会社に入るまでLPの制作経験はゼロでした。シンプルなWebサイトと違い、LPはゴリゴリPhotoshopを駆使して、縦数万ピクセルに及ぶ超タテ長のサイトになります。
ここでのLPとは、こちらに掲載されいているようなザ・LPです。
一般的なWebサイトと構造が別ものであり、正直自分にこれが作れるのかと、ただただ不安でした。
Webサイトが一軒家なら、LPは高層ビル
XDで構成(ワイヤーフレーム)が支給され、縦30,000pxはゆうに超えるアートボードに、ぎっしりと詰まった情報。
これまで作ってきたWebサイトが一軒家なら、LPはまさに高層ビル。果てしない、、スクロールが延々に続く。初稿までの制作期間はおおよそ5〜7日間。ここから構成を4分割ほどに区切り一日の作業量を逆算していく。スケジュールの軌道に乗れるかが肝。
事前準備は入念に
構成の読み込み、資料集め、着手までの事前準備は入念におこなう。経験がない分、とにかく参考サイトを集めまくる作業。LPは基本的に1本で完結するので、流れを意識した作りになる。FV(ファーストビュー)でどれだけ人の心を惹きつけられるかにかかっている。
達成感と安堵
「絶対に間に合わない」と思ってたはじめてのLP制作も、なんとかスケジュール通りに提出ができた。どデカい山を登りきった達成感と、無事に終えた安堵があった。
LPを1本作ったという自信がつき、そこからLPの数をこなせるようになった。月に2~3本のLPを作り、1年で20~30本のLPを作っている計算になる。正確な数まで覚えていないが、この2年間で60本ぐらいは作っていると思う。
作り続けることで身につく『デザインフィジカル』
LPという骨太のデザインを何本も作り続けたことで、デザインのフィジカルが鍛えられた実感があります。(『デザインフィジカル』と名づけてみます。)
具体的には、スキルとスピードが格段に上がりました。単純ではあるが、数をこなすことでデザインの幅が広がり、毎回新たなデザインを取りいれていこうという意識がうまれてくる。
数に比例して、作業スピードも上がり、デザイン以外のツールの効率化を考えるなど、仕事全体をとおしてのスピードが早くなりました。
置きにいくと失敗する
デザイナーにとっての恐怖は、置きにいったものを作ったとき。数をこなせば、自然と頭の中にイメージが湧き、あのあしらいを使おう、このレイアウトで試してみようという思考がうまれる。
頭の中のイメージだけで、デザインを続けていくと成長がゆるやかに止まっていく。作ったものに対して、既視感や○○の焼きまわしのように思えてしまう。
だから自分でルールを決めて、毎回新しいデザインを取りいれたり、斬新なレイアウトに挑戦してみたり、些細な変化を取りいれるようにしています。
沼にハマったときこそ『目より先に手が肥えることはない』
『呪術廻戦』で一番印象に残っているセリフ。
良し悪しを見抜く"目"を養わねば作品を生み出す”手”の成長は望めない
デザインで沼にハマり、気づけば時間だけが過ぎているとき。ここからいくら手を動かしても、いいデザインは生まれないことを僕は知っている。そういったときこそ、手を止めて、目を鍛えることがなによりの近道。
別のデザインにふれることで、ふとアイデアが生まれたり、別のパターンを試してみようなど、目で見た情報が自分に手にインプットされる感覚があります。
生みの苦しみが、一番苦しく、一番燃える瞬間
窮地に立っているときこそ、自分の可能性を引き出す瞬間でもある。この苦しみの先に、自分の小さな成長が待っていると思うと、デザイン魂に火がつく。
成功体験が何よりの糧になった
デザイナーをしていて一番うれしいのは喜ばれたり、評価されることです。クライアントにデザインを気に入ってもらえた。先輩のデザイナーに褒めてもらえた。結局この一言をもらえるだけで、デザイナーとして報われる瞬間であり、クリエイターにとってのやりがいなんだろうなと感じる。
些細なことであるが、小さな成功体験が次への意欲にもつながるし、そこから新たな仕事にもつながる。
デザインを楽しめるようになってきた
今まで漠然と仕事としてデザインをしてきたが、最近はデザインをしていて楽しい。今までも作ることは面白いし、楽しいと思ったことはあるが、仕事としてするデザインはどこか息が詰まるというか、作業をしている感覚だった。
楽しむ余裕が持てないでいたり、自分の持ち味を活かせる場が少なかったのかもしれない。
今はデザインをしている時が楽しい。手を動かし、頭で考え、見て考える。なんだかんだ、デザイナーが一番自分にあっている職業だと感じる今日このごろ。
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