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エンジニア系記事まとめ

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エンジニアに関する記事をまとめたマガジンです
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#経路探索

バイクライダーのために細かいチューニングで実現した「トンネル回避ルート」開発の裏側

こんにちは、ゆうきちと 城下町ウォーカー です。 ゆうきちはルート検索の研究開発をしています。城下町ウォーカーは『ツーリングサポーター』のAndroidアプリを開発しています。 先日、当社のバイク専用ナビゲーションアプリ『ツーリングサポーター』において新機能「トンネル回避ルート」を提供開始しました。 今回は、その新機能について開発の裏側をご紹介します。 トンネル回避ルートとは「トンネル回避ルート」機能は、トンネルを回避したルートを検索結果に表示できます。 対象のトンネル

「パークアンドライドルート」機能ができるまで

こんにちは、エンジニアの猫じゃらし太郎と、デザイナーのハチワリゴブワレです。2人ともナビタイムジャパンでカーナビアプリの『NAVITIMEドライブサポーター』を担当しています。 今回は、新しくリリースした「パークアンドライドルート」機能についてご紹介します。 パークアンドライドとは?パークアンドライドとは、目的地手前の最寄り駅や、停留所まで自動車で行って駐車し、そこから公共交通機関を利用して目的地まで移動する方法です。自動車を使う時間が減るため、渋滞緩和や環境に優しいと

トラック最高速度引き上げ対応について

こんにちは、TMです。 ナビタイムジャパンで経路探索エンジンの開発を担当しています。 今回は、2024年4月の法改正より適用された大型車の最高速度引き上げに伴う経路探索エンジンの対応についてご紹介します。 背景2024年4月1日から、大型トラックの高速道路での最高速度が80km/hから90km/hに引き上げられました。 この改正は物流の「2024年問題」といわれる、働き方改革関連法の適用に伴う人手不足の深刻化や輸送量の低下に向けた対応の一環とされています。 経路探索エンジ

『ビジネスナビタイム動態管理ソリューション』にて大型車のCO2排出量を可視化しました

こんにちは、tatoです。 私はナビタイムジャパンのビジネスナビタイム事業にて、プロダクト開発を担当しています。 先日、当社のSaaS動態管理サービス『ビジネスナビタイム動態管理ソリューション』にCO2排出量表示機能を追加しました。 プレスリリースはこちら 近年、気候変動への懸念が高まる中、トラックによるCO2排出量の問題が注目されています。物流業界の急速な成長に伴い、その影響も増大しています。本記事ではトラックのCO2排出量を可視化する機能について紹介します。 背

「観光列車優先ルート」のご紹介

こんにちは、ヤシです。 ナビタイムジャパンで、経路探索エンジンの研究開発をしています。 先日「観光列車優先ルート」の提供を開始しました。従来の経路探索とは異なり、移動そのものを楽しめる移動手段を提供する経路を探索します。 この記事では、本機能を支える工夫や、地道な調整についてご紹介します。 機能紹介観光列車優先ルートは、観光用列車等への乗車を伴う、移動自体を楽しめるようなルートです。今年1月に、ナビタイムジャパンが提供するサービスの『Japan Travel by NA

新機能「日向ルート」を開発した新卒1年目エンジニアの学びとは?

こんにちは、十一です。 ナビタイムジャパンで経路探索エンジンの開発を担当しています。 今回は『ALKOO by NAVITIME』/『NAVITIME』にてリリースした「日向ルート」機能を紹介します。 また今回の開発は、新卒1年目の私にとって初めての大きな新機能開発でした。 本記事では「日向ルート」の紹介とともに、新卒1年目エンジニアの視点で学んだことをお話します。 「日向ルート」機能とは今回追加された「日向ルート」機能は、現在地から目的地まで、日向を優先したルートを表示す

経路探索エンジンの開発者がiOSアプリ開発に挑戦してみた

🎄この記事はNAVITIME JAPAN Advent Calendar 2023の2日目の記事です。 こんにちは、5Dです。 ナビタイムジャパンの研究開発部門で公共交通機関の経路探索エンジンの開発をしています。 今回は入社以来、公共交通機関の経路探索エンジンの開発をしてきた私が、3ヶ月間、iOSアプリの開発に携わってみて感じたことをお話しします。 アプリ開発をすることになった経緯そもそも、経路探索エンジンの開発のみを行ってきた自分がアプリ開発をすることになったのかとい

猛暑対策「日陰ルート」機能をリリースしました!

こんにちは。 『ALKOO by NAVITIME』の開発担当ミネラルポン酢、経路探索エンジンの開発担当のれおンゴ、TeraClimberです。 今回は、ウォーキング/散歩用スマホアプリ『ALKOO by NAVITIME』にてリリースいたしました「日陰ルート機能」について、機能が追加された経緯と、開発背景についてお話しします。 「日陰ルート」機能とは今回追加された「日陰ルート」を一言で説明すると、現在地から目的地まで日陰を優先した徒歩経路を表示する機能です。 また、『

オンデマンドバスを経路探索できるようにした話

こんにちは、とっきーです。ナビタイムジャパンの研究開発部門で、バスデータの運用や改善に取り組んでいます。 オンデマンドバスとは オンデマンドバスとは、通常の路線バスとは異なり、移動の需要に合わせてフレキシブルに走行するバスのことです。 一言でオンデマンドバスと言ってもいくつかの種類に分けられます。 地域住民の足として使われたり、観光の促進のために使われたり。 最近では都心部でも交通空白地帯を埋めるために走っていることがあり使い方によってはとても便利です。 当社での導入

リアルタイム遅延考慮検索にバス遅延予測を導入しました

こんにちは。英語先生です。ナビタイムジャパンの研究開発チームで、経路探索エンジンの新規機能開発や、既存機能の改善に取り組んでいます。 本日は、当社が提供しているリアルタイム遅延考慮検索にバス遅延予測機能を導入しましたので、その経緯についてお話したいと思います。 リアルタイム遅延考慮検索とはなにかナビタイムジャパンでは公共交通の遅延を課題と捉え、電車やバスのリアルタイム遅延考慮検索を提供しています。 リアルタイム遅延考慮検索は、遅延した時刻表を考慮して経路を探索する機能です

様々な社会インフラを支援する、ナビタイムジャパンのコア技術

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の11日目の記事です。 こんにちは、早寝早起きです。 ナビタイムジャパンのソリューション事業部で、法人顧客のサポート対応業務を10年ほど担当しています。 ナビタイムジャパンで提供しているサービスといえば、『NAVITIME』や『NAVITIMEドライブサポーター』『カーナビタイム』など、コンシューマ市場向けのナビゲーションアプリが思い浮かびますが、当社の経路探索技術を活用した法人案件の事例も

あなたが通った道を再現します! -走行実績からルートを「再現」する仕組み-

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の3日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/7390 こんにちは。しろくまと、テニスマンと、キングカズです。 ナビタイムジャパンで、iOSアプリ開発・バックエンド開発・インフラ管理をそれぞれ担当しています。 2022年9月7日、ナビタイムジャパンは、iOS版『NAVITIMEドライブサポーター』の有料会員向けに「軌跡ルート」を提供開始いたしました。

ナビタイムで出る飛行機の経路バリエーションが増えました!

こんにちは、ぬるいずみ(温泉)・i18n・co-yarnです。 ナビタイムジャパンで経路探索の研究開発をしています。 皆さんは「飛行機」をよく利用しますか? 私はたまに乗っています。 夏まっ盛り、旅行に帰省、レジャーと飛行機に乗る機会も増えてくる季節です。 そんな時に悩ましいのが「飛行機選び」。 「どの空港から乗ればいいの?」「どの航空会社が一番安いの?」など悩みは尽きません。 「近い空港から乗りたい!」「なるべく安い飛行機を使いたい!」など重視する内容も人それぞれ

経路にバリエーションを出すための工夫

こんにちは、TMです。 ナビタイムジャパンで経路探索エンジンの開発を担当しています。 ナビタイムジャパンの経路探索についてナビタイムジャパンの経路探索では、出発地から目的地までの最適な経路だけでなく、距離を優先した経路や時間を優先した経路など、多様なコストモデルを構築することで、それぞれの特徴に応じた経路を実現しています。 バリエーションへの要望前述の通り、ナビタイムジャパンの経路探索エンジンでは、それぞれのコストモデルに合わせた経路を算出することができます。 ですが、時