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エンジニア系記事まとめ

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エンジニアに関する記事をまとめたマガジンです
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2022年12月の記事一覧

サイクリングロードを地図上に表示できるようになるまでの道のり

はじめにこんにちは、城下町巡り人です。 ナビタイムジャパンで『自転車NAVITIME』アプリの開発・運用を担当しています。 『自転車NAVITIME』は、音声案内やルートの高低差グラフなどが確認できる、自転車に特化したナビゲーションアプリです。 『自転車NAVITIME』では、2022年12月よりナショナルサイクルルート全6ルートをはじめとするサイクリングロードを地図上に表示し、距離や獲得標高などのルート形状を確認できるようになりました(プレスリリースはこちら)。 また

情シスがPC受け渡しを、Slackとダイヤルロッカーで無人化してみた

こんにちは、ごまちゃんです。 私はナビタイムジャパンで情報システム部門(以下情シス)に所属しております。本日は、今年情シスで用意した、ダイヤルロッカーを使ったPC受け渡しシステムについてご説明いたします。 PCリプレースについて まずナビタイムジャパンでは、PCリプレースに関して 3年以上の利用、および業務に支障を来す状態の場合は申請可能 と規定しており、実際に利用可能なPC一覧を社内に公開しております。 Windowsであればすべての社員が32GBのメモリを積んだPCを

WebPageTestでWeb版「NAVITIME」のパフォーマンスを日々計測している話

こんにちは、ふらです。 ナビタイムジャパンでWeb版『NAVITIME』の開発・運用を担当しています。 Web版『NAVITIME』ではSEO 対策として各ページのパフォーマンスを注視しています。 今回はWeb版『NAVITIME』のパフォーマンスをどのように計測して維持しているのかについてご紹介します。 Webサービスのパフォーマンス改善はしたいけど、どこから手を着けたらいいのか分からないという方の参考になれば幸いです。 Web版『NAVITIME』とはWeb版『NAV

『配達NAVITIME』リリースまでの障壁をどう乗り越えたか

こんにちは、キャンプ大好き丸と、はんぺんです。ナビタイムジャパンでカーナビ系アプリの開発とUI・UXデザインをそれぞれ担当しています。 皆さんは物流における「ラストワンマイル」という言葉をご存知でしょうか。ラストワンマイルとは、最寄りの配達所から目的地へ荷物が届くまでの区間のことです。 そのラストワンマイルを支えているのが配達員です。今やECサイトでの買い物が普通になったこの時代、配達員の方々はたくさんの荷物を時間通りに、様々な場所へ届けています。 そんな物流のラストワ

アジャイルを小さいままで組織に浸透させる方法

はじめにこの記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の25日目の記事です。 こんにちは、「メタルは全てを解決する」a.k.a.メタル先輩です。ナビタイムジャパンでVP of Engineeringをやっています。2022年は久しぶりのメタルフェスDownload Japan 2022が開催されるなど充実した一年でしたね。 2022年アドベントカレンダー最終日は、今年度VPoEとして推し進めている「アジャイルを小さいままで組織に広める」

競合分析を通して見えてきたこと

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の24日目の記事です。 はじめにこんにちは。東尋坊です。ナビタイムジャパンで、法人向けAPIサービスの開発、運用を担当しています。 当社では、プロダクトの品質向上、サービス改善等を目指し、市場調査、製品比較、マーケティング比較、SWOT分析、市場環境における自社の立ち位置分析等を行う競合分析など、様々な分析を日々実施しています。 今回縁あって、競合分析について全くの初心者である筆者が、社内

特急券読み取り検索をリリースしました!

こんにちは、おにぎり、牧羊犬、Heavy metal is very very healthyです。ナビタイムジャパンでAIやコンピュータビジョンを用いた研究開発を担当しています。 今回は「新幹線」にフォーカスした新機能のお話です。 年末年始のお休みを利用して、帰省や旅行を計画されている方も多いかと思います。 「新幹線のきっぷを買ったけれど、何時に自宅を出ればいいの?」 「新幹線を降りてから、目的地までどう移動すればいいんだろう?」など、特に新幹線の前後の行動計画に悩む

ソルバーを用いて効率的なチーム分けを自動生成する

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の23日目の記事です。 はじめにこんにちは、みたらし団子です。ナビタイムジャパンで高速道路料金エンジンの開発を担当しています。 突然ですが、みなさんはチーム分けをする際にどうやってチームを決めていますか? チーム分けが小規模な場合はじゃんけんで決めたり、サイコロを振ってくれるWebのツールを使って決めたりするかもしれません。ところがチーム分けが中規模・大規模になってきたり、チーム分けが満た

ふりかえりをより良くするために工夫していること

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の21日目の記事です。 こんにちは、こーhey! です。 ナビタイムジャパンで経路探索エンジンの開発を担当しています。 私が所属するチームはスクラムを採用しており、毎スプリント欠かさずふりかえりが行われています。私は昨年チームに配属されたばかりなのですが、配属1年目から「ふりかえり運営担当」の一員として、より良いふりかえりを追求してきました。 私たちはこの1年間で、特にふりかえりの準備を工夫

Push通知運用について

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の20日目の記事です。 こんにちは、かけそばです。 ナビタイムジャパンで他社との協業事業として提供しているアプリへのPush通知運用を担当しています。 Push通知運用業務を始めてちょうど半年となりますが、 今回は私が担当しているPush通知運用についてご紹介致します。 Push通知とはPush通知とはアプリを経由してスマートフォンの画面にメッセージを表示する機能です。 メッセージをタップす

Web版『NAVITIME』のテスト自動化で安心・安全なリリースを実現したお話

こんにちは、Yuki22です。ナビタイムジャパンでWeb版『NAVITIME』のQAを担当しています。 私からはWeb版『NAVITIME』向けに実施している自動テストについて紹介します。 Web版『NAVITIME』とはPC/スマートフォン向けに提供しているWebサービスです。 乗換検索 ルート検索 地点検索 など、様々な機能を提供していて、かつ非常に多くの方が利用するサービスです。 開発したきっかけ最初にご紹介した通り、本サービスは機能が多岐に渡り、なにか手を

初対面の人どうし仲良くなるために「他己紹介かるた」をやってみたらすごく良かった話

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の18日目の記事です。 https://adventar.org/calendars/7390 こんにちは、肩です。普段はナビタイムジャパンで共通API基盤を開発・運用するチームでマネジメント業務を担当しています。 今回は初対面の人もいるようなチームで、 「楽しく」かつ「深くその人のことを知る」ためのワークを考えた結果、 「他己紹介かるた」というゲームが誕生した話をします。 なぜそれをやり

Solr 9 日本語オートコンプリートを試してみた

こんにちは、ネコ派メタラーです。ナビタイムジャパンで地点検索基盤の開発・運用を担当しています。 この記事では、Solr 9 で使用可能になった日本語オートコンプリート機能について、使い方と性質を調査したことをお話しします。Solr を使ったことがある方を対象としています。 背景地点検索チームでは、フリーワード入力に対して地点を返却する機能を提供しています。できるだけ少ない入力操作で簡単に地点を選択いただくため、オートコンプリート技術は特に重要視して開発しています。 当社

AndroidアプリをEdge-to-edgeに対応し画面の広いアプリを作る

この記事は、NAVITIME JAPAN Advent Calendar 2022の16日目の記事です。 こんにちは、ストーンです。 ナビタイムジャパンではAndroidやiOSのモバイルアプリ開発を担当しています。 今回は、KDDI株式会社と株式会社ナビタイムジャパンが共同で開発しているAndroid版『auナビウォークプラス』で、Edge-to-edgeの対応を行ってリリースしたので、対応したアプリUIや対応方法などを紹介したいと思います。 Edge-to-edge