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エンジニア系記事まとめ

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エンジニアに関する記事をまとめたマガジンです
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2022年8月の記事一覧

属人化を可視化するプロダクトスキルマップを使ってみた話

こんにちは、にしもんです。鉄道・バス事業者様向けにサービスを提供する、公共交通事業においてプロジェクトマネージャーをしています。 今回は、私が所属する公共交通事業において、属人化解消について取り組んだお話をしたいと思います。取り組み始めて数ヶ月でまだ道半ばではありますが、現時点で感じた手応えや課題を話していきたいと思います。 属人化という課題現在、公共交通事業では50社を超えるお客様に対し、アプリ・Web・サイネージなど様々な媒体向けにプロダクトを提供しており、その数は10

Raycastで日々の🤏を効率化

こんにちは、「Vimmerになりたいエンジニア」のせーじです。2021卒の新卒でナビタイムジャパンに入社し、現在は法人向けサービス「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」のWeb、コンテンツの開発を行っています。 当社には「作業を効率化して高みを目指す」人間が集まる社内コミュニティがあります。 そこのメンバーで3ヶ月に1回行われるLTで「Alfredで日々のちょっと🤏を効率化」というテーマで発表したのが2022年5月のことです。 今回はAlfredに似たアプリであるRa

オンボーディングを強化してみた

こんにちは、taito です。ナビタイムジャパンで地点検索基盤の開発を担当しています。 はじめに今回、自分が所属するチームでオンボーディングについて向き合う機会があり、そこで考えたことやってみたことをまとめてみました。 似たような境遇で悩んでいる方の、ご参考になればと思います。 背景ナビタイムジャパンでは、能力開発、組織の活性化や属人化防止のために、積極的なジョブローテーションが行われています。 この一環として、私が PdM を務めている地点検索基盤開発チームにも新しいメ

AWS EC2上でのパフォーマンス測定

こんにちは、フジクジラ🐋です。ナビタイムジャパンで乗換検索のアルゴリズム開発を担当しています。 今回は、開発したプログラムをAWS EC2上でパフォーマンス計測しようとした際に直面した、パフォーマンスの測定値がばらつくという問題についてお話したいと思います。 背景日々の開発業務におけるパフォーマンス測定 私の所属しているチームでは、日々、乗換検索の使い勝手を向上するための開発を行っております。たとえば、新しい機能の追加や、今まで出せていなかったより良い経路を出すための改

サーバー開発のサの字も知らなかった開発者がサーバーサイドの窓口にまでなれた話

はじめにこんにちは、knsnです。ナビタイムジャパンで地図データを配信するサーバーの開発を昨年まで担当していました。 今回はサーバー開発のサの字も知らなかった開発者がどのようなマインドで未経験領域に対して取り組んできたのかをお話しできればと思います。 自己紹介 まず簡単にですが自己紹介をさせてください。 ナビタイムジャパンに入社する前、私は車載カーナビ向けの地図データを作成する部署で何年か仕事をしていました。 そんな特異な経歴もあってかナビタイムジャパンでは研究開発部門

ユーザーの移動ログが交通分析データになるまで

 こんにちは yoshiです。ナビタイムジャパンで移動ビッグデータの分析を担当しています。  私が所属する交通データ事業では、ユーザーの移動ログを加工し、交通状況の把握と交通課題の解決のため分析、検証をしています。  今日は移動ログが交通分析データになるまでどのような工程を踏んで作成されていくかを具体的な分析を通してご紹介できればと思います。 今回する話:移動ログデータが分析データになるまでの流れ  しない話:データ基盤の話 工程ごとの細かい処理の説明 移動ログに関して 

海外の時刻表に見られる特徴的なデータ

こんにちは、えびけです。ナビタイムジャパンで海外の時刻表作成や運用を担当しています。 ナビタイムジャパンでは日本から海外を目的地にしたルート検索ができたり、海外でも乗換検索のサービスも展開しています。今回は、海外の乗換検索サービスで扱っている特徴的なデータについてご紹介します。 海外に行った時に現地の公共交通機関を使われることはありますか。 『NAVITIME Transit』では70以上の国や地域で乗換え検索を行うことが出来ます。 海外での貴重な体験の手助けになれたら嬉

Google Cloud Platform(GCP)上で稼働するシステムのネットワーク問題を解決した話

はじめにこんにちは、関西人っぽくないとよく言われる関西人です。 インフラ環境の管理・構築・運用を担当しています。 当社ではAmazon Web Services(AWS)を主軸としてサービスを構築することが多いですが、パブリッククラウドをシステムによって柔軟に使い分けています。 その中で、Google Cloud Platform(以降 GCP)をシステム基盤として構築したサービスで発生していたネットワーク問題の課題を解決した話を紹介します。 システム構成まずは簡単です

新卒1年目からみた、iOSとAndroid。

こんにちは、新卒1年目のリボと4年目のピンポンです。私たちはナビタイムジャパンで『バスNAVITIME』と『ALKOO by NAVITIME』のアプリ開発を担当しています。 今回は、新卒1年目の研修でAndroidを学んだ後、配属先でiOSを勉強している中で、iOSとAndroidについて感じたことをお話しさせていただきたいと思います。 テーマの説明まず、iOSとAndroidについて説明します。iOSは、Apple社が提供しているiPhone向けのOSです。主な開発言語

PDF形式で納品された表データをOCRでデータ化する

こんにちは、猫はすべてを解決するです。ナビタイムジャパンでAI支援業務を担当しています。 先日、PDFファイルで届く表データからCSVを作成する作業をOCRサービスを用いて自動化し、工数を8割削減しました。 使用したサービスや使い方のコツ、実際に使用して難しかった点とワークアラウンドについてまとめています。表PDFのデータ化は多くの会社で発生する可能性のある業務のため、参考になりましたら幸いです。 背景ナビタイムジャパンでは業務上、時刻表など紙やPDFで届く情報をデータ化し

MLOpsへの第一歩!AI学習データ収集基盤の構築(画像)

こんにちは。Heavy metal is very very healthyです。ナビタイムジャパンでAIやコンピュータビジョンを用いた研究開発を担当しています。 この記事では、私が開発を担当している『AiRCAM』(エアカム)というアプリケーションで利用するAIの学習データ収集基盤(以下、収集基盤と略)を構築した話をしてみたいと思います。 『AiRCAM』は、ドライブレコーダー機能に加えてカメラに映った車や歩行者をAIを使って認識し、ドライバーへの注意喚起や、安全運転を

自動車の通勤費算出が可能なWeb画面付きAPIを開発した話

はじめにこんにちは、OGWです。 ナビタイムジャパンのソリューション事業部でAPI開発を担当しています。 今回は、自動車の通勤費算出が可能なWeb画面付きAPI『NAVITIME Widget API』にて、「交通費計算Widget(車)」機能を開発するに至った背景や主な機能をご紹介します。 『NAVITIME Widget API』とは『NAVITIME Widget API』は、Web画面付きのAPIです。ローコード開発が可能なAPIを実現するため、下記の2種類を提供

データの更新量を2倍にするために取り組んだこと

自己紹介 こんにちは。ぱんだ と ももみです。 二人ともナビタイムジャパンでスポットデータの開発や運用を担当しています。 ぱんだ・・・バックエンド開発(DB系)を担当。直近1か月は毎日1時間歩いています。 ももみ・・・スポットデータのプロジェクトに異動して2年経ちました。 ナビタイムジャパンで行っているスポットデータ更新の裏側についてお話ししていきたいと思います。 スポットデータとは?ナビタイムジャパンでは、全国900万件以上の店舗や施設、地形などの様々なスポットデー

私が考えるQAの役割

こんにちは、わいじーです。ナビタイムジャパンでスマートフォン向けアプリ『NAVITIME』や『乗換NAVITIME』のQAを担当しています。 「QA」という役割についてあまり馴染みがない方もいらっしゃると思いますので、この事について少しお話しします。「QAはこうあるべき」という内容ではありません。私が何を考えているかについて、今回はお話します。 QAとはありきたりな説明ですが、「Quality Assurance(品質保証)」の略称です。品質に関わる全ての事に携わるのがQA