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エンジニア系記事まとめ

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エンジニアに関する記事をまとめたマガジンです
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2020年6月の記事一覧

リグレッションテストツールを作成し社内で広めた話

こんにちは、みみぞうです。 ナビタイムジャパンで『システムや開発環境、チームの改善』を担当しています。 本記事では、私がOSSとして個人的に開発したリグレッションテストツールについて紹介します。このツールは社内の20プロジェクトで利用実績があり、毎月100万を超えるテストが実施されています。 何ができるツールなのか2つの環境にデプロイされたAPIに対し、同じリクエストをして返却される結果の差分を調べることができます。デグレードが起こっていないかをチェックできることから、社

住所検索開発者が教える、知っておきたい日本の住所の話(第1回)

こんにちは、見習いスパルタ人1号です。ナビタイムジャパンでPOI検索基盤を担当しています。得意な検索は住所検索、好きな検索は駅検索です。 経済産業省が IMI 情報共有基盤 コンポーネントツール を公開して大きな話題となっていますね。その中でも、住所の正規化については多くの方が興味を持っておられるようです。 ナビタイムジャパンではサービスの一環として住所検索を提供していますが、今回は「計算機で住所を扱うエンジニアに知っておいてほしい住所の基礎知識」についてお話したいと思い

Shell のコーディングに便利な shellcheck/shfmt の紹介

みなさんこんにちは、くるふとです。note 初投稿です。 ナビタイムジャパンでは、経路探索エンジンや時刻表データのリリースフロー改善を主に担当しています。 ​ 今回は Shell のコーディングに便利な shellcheck と shfmt をご紹介します。 Shellcheck について shellcheck は、バグの要因になり得る記述を検知し警告してくれる、Shell の Linter です。 なぜ Linter が必要なのか まずは、下記のシェルスクリプトをご覧

Python Tips: print() の代わりに rich.print() を使おう

こんにちは、けんにぃです。ナビタイムジャパンで公共交通の時刻表を使ったサービス開発やリリースフローの改善を担当しています。 今回は Python でコマンドラインツールを作るときに役立つライブラリとして Rich というものをご紹介したいと思います。 Rich とはRich はターミナルに出力するメッセージを簡単に整形したり色付けしたりすることができる pretty-print ライブラリです。 コマンドラインツールを作るときに色や書体が配慮されていると、情報にメリハリ

『混雑予報』在宅勤務で新サービスを検討~リリースした話

こんにちは。ナビタイムジャパン エンジニアの「ねこにうもれたい」と「ねこはすべてを解決する」です。 5/26(火) 緊急事態宣言が全面的に解除された翌日に Slack / Amazon Alexa / Googleアシスタント で簡単に混雑度を確認できる『混雑予報』アプリを同時リリースしました。 (Slackは既存のSlack向け乗換検索アプリ 『NAVITIME for Slack』 の機能拡張です) 「NAVITIME for Slack」「Amazon Alexa」「