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<GW>思いがけない旅~京都から北九州へ~

コロナが明けて初のゴールデンウィークはすごい人出と報道されていた。世間では10連休の人もいるのに、その半分しかない。それでも旧友に会いに香港に行こうと思っていたが、連休半ばに病院にいかなくてはならなくなり、旧友からも「歴史的な円安だから、今はやめた方がいいんじゃない?」と言われてしまい、諦めたのだ。そりゃそうだ。倍の航空券代と宿代を払い、1ドル160円にも迫る勢いの円安のときに行くのはもったいない。

「明日、松山に行くけど途中まで乗ってく?」
松山で能楽教室をしている夫は、毎月車で松山に出張する。私を気遣って声をかけてくれたが、ゆっくり過ごすモードになっていたので大丈夫と返事した。

 もし行くなら 西方面か
 それなら下関だな ずっと行きたかったし

朝起きてぼんやりと思った。ゆっくり過ごすはずが、ベッドの中でスマホを開く。Google Map、楽天トラベル、最後にEX予約で検索し旅程を頭の中で組みたてる。カーテンを開けると空は雲一つなく、体調もいい。

よし行こう!と、その日の朝に決めた。
行きたい場所には、行けるうちに行ったほうがいい
その信条に従って後悔したことはない。

6月に開催される平安神宮薪能のプレ公演を済ませて汗だくで帰ってきた夫と、16時に家を出た。

快晴!岡山までのドライブ
岡山ではラーメン食べただけ!

道は混んでいなかったが、反対車線、上りはひどい渋滞だった。18時半に岡山駅に着き、軽く夕食。
ここからは一人旅。

旅と本

旅には本を持っていく。移動中ずっとスマホは疲れるし充電も減るという物理的理由と、旅をしながら変わる風景と本の中の世界が同時進行し印象に残りやすいという心理的理由。チョイスはばらばら。広島では「白夜」、ザルツブルグに向かう電車では「世に棲む日日」、鎌倉では村上春樹の短編を読んだ。今回は夏目漱石の「坊ちゃん」を持参。松山に縁があるので読んでみたかった。なかなかおもしろい。Kindle はあまり使いこなせず、やっぱり紙の本が読みやすい。

夜の小倉

小倉駅前のホテルについた時は21時をまわっていた。鞄を放り、ベッドへダイブ。疲れた・・・ 夫も松山に着いて、これから温泉へいくらしい。電話を切り、私も駅前を散策しようと夜の街へ出かけた。

小倉駅の新幹線口はブルーのライトで統一されている

「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」など数々の名作を生み出した故・松本零士氏が少年時代を過ごし、漫画家デビューを果たした聖地らしい。キャラクター像が点在し、銀河鉄道999にラッピングされたモノレールが走る。ブルーライトと銀河鉄道がマッチしていてとても幻想的だった。

海側の方へ歩くと、昭和レトロなネオンの風景があり、思わず父に写真を送る。「懐かしい?」と。
商店街を歩けば若者ばかりなことに気づく。スーツ姿のサラリーマンがいないのはGWだから?翌日昼間の街も若い人たちと子供ばかりで、中年も少ない。老人の姿を見つけるのが難しいくらいで、自分が年輩者だと自覚させられる^^;若い活気あふれる街でした。

ノスタルジック
どこまでも商店街・飲み屋街が続く
絶対美味しいラーメン屋さんを発見!

インスタのストーリーをみてフォロワーさんが名前を教えてくれた、宇宙海賊キャプテン・ハーロック像の横のベンチでアイスクリームとコーヒーを飲んだ。ホテルに戻ると、本の続きを読む気力もなく、7時に目覚ましをセットし眠りについた。

後半へつづく
 下関~長府城下~門司港~小倉城 散策!


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