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【大人の発達障害】ハンター篇

狩りはとてもADHD的な行為だ。
複雑な自然に複雑なまま向き合い、思うままに力を振るい、生き残り、生を愉しむ。
ADHDはハンター脳だ。
ハンター脳は複雑で雑多な自然と自然なまま向き合う。
自然と闘い、利用し、生き残ろうとする。
食べ物が何であれ(肉でも魚でも、木の実でも)、生き残ればいいのだ。

豊かさ

ハンター脳にとって「豊かさ」とは、
楽しく、気持ちよくなることだ。
生き残ることが全て。
たとえギリギリでも生き残れば良し。
でも、出来ることなら気持ちよく、楽しく。
楽しさも気持ちよさも自分にしか味わえない主観的な「感覚」だ。
分け与えるときは歌い、騒ぐ。

豊かさの分与

歌は心地よい。
セックスは気持ちいい。
言葉は心を高ぶらせる。

私が楽しむと、みんなも楽しくなる。
これがハンター脳の拡大再生産。

ハンター脳はルーズだ。
財産も時間も最小限度にはならない。
それは豊かさを自分が味わってしまうから。
自分にしか感じられない豊かさを感じ、分け与える。

よりたくさんの資源を使い、
自分の体験、自分の感覚、自分の文化にしてから、他の人に伝える。

「豊かである」と伝えるためには、
自分が豊かである必要があるのだ。

脈絡の世界と意味圧縮

ハンター脳が複雑なまま扱う、自然の複雑さは、あっちを押せばこっちが出てくるし、こっちを引けば向こうが引っ込むので、とても一つ一つを個別には管理できない。
だからハンター脳はたくさん動かして脈絡を掴み、動きの均衡点とバランスを感じ取る。

ハンター脳にとって、個々の情報はどうでもいい。
大事なのは、情報が脳内を通ってきた道、そこを通過するときの「感触」なのだ。だからハンター脳の「感覚」は内向きになり、直観が外を向く。

個別性はぼんやりと把握すればいい。致命的でなければ「どうでもいい」のだ。
これが行動の「遊び」を広く取る行動に繋がる。

出典

#発達障害 #ADHD #ハンター脳

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