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【大人の発達障害】ファーマー篇

農業はとてもASD的な行為だ。
自然から任意の種を選び、反復し、増やし、蓄える。
ASDはファーマー脳だ。

成果

ファーマー脳により選び出され、反復することで大量生産されて蓄積された作物は、均質化され、計量をする事が出来るようになる。
単位によって分けられ、数量化された成果は、比較と競争が出来るようになる。

豊かさ

ファーマー脳にとって「豊かさ」とは、切り揃えられ、整理された作物がたくさん積み上がることだ。
自分一人が使い切れる量を超えても、もっと高く、もっと多く。
他人に分け与える時には、更なる蓄積を見込める者に、計画的かつ効率的に。

豊かさの分与

収穫された成果は、単位が細かければ細かいほど均一化され、均一化された成果物は流通をする。

一箱の林檎より数千粒の小麦、それよりも一袋の小麦粉の方が均一だ。細かい単位のものは流通しやすく、流通し始めるとより均質化される。
山田さんの一袋の小麦と、佐藤さんの一袋の小麦は同じなのだ。
かくして成果は人手を離れ、物として流通し始める。

これを取引するときに、豊かな表情と感情表現はノイズである。にこやかな人から買った一袋の小麦と、泣き顔の人から買った一袋の小麦は、同じでなければならない。

出典

#発達障害 #ASD #ファーマー脳

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