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同じラボに現像出しても、いろんなテイストが楽しめるよってお話
どうも!前回の記事の続きです。FRAME*さんのカラーサンプル全10種類のうち残り7種を僕が実際現像に出したフィルムより紹介します。
前回は、コダックカラープラスで統一してましたが、今回は銘柄バラバラです。但し、カラーネガっていうとこは共通です。
では、いってみよー。
<ISLAND>
Nikon F×Auto Nikkor 50mm F1.4×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "ISLAND"
Nikon F×Auto Nikkor 50mm F1.4×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "ISLAND"
Nikon F×Auto Nikkor 50mm F1.4×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "ISLAND"
よき!
シアンが乗って透明感ある感じですね。黄色味はコダックのフィルム特有のものなのかな。コダックのフィルムって基本、黄色味が強いじゃないすか。(ただし、ウルトラマックスとエクターは除く)
明るめなのは、いつもの癖で1段明るめに設定して撮ってるからです。
どういうことかというと、
たとえば、ISO200のフィルムをISO100の露出設定にして撮っています。露出計搭載のカメラは、カメラ本体の感度設定を変えて。非搭載のカメラは露出計アプリで1段分明るくして表示される値に基づき撮ります。
露出不足で暗い印象になるよりかは、明るめにしておけば失敗も少ないかな、と。
ネガフィルムは明るいとこから暗いとこまで写る範囲が広く(いわゆるラチチュードが広いってやつ)
かつ
明るい方に強いので。少々の白飛びは大丈夫。
デジタルカメラだと逆で、白飛びに弱く黒潰れに強いので暗めで撮ってますよ。
脱線しましたので、次のサンプル!
<FINLAND>
Canon AV-1×FD 50mm F2×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "FINLAND"
Canon AV-1×FD 50mm F2×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "FINLAND"
Canon AV-1×FD 50mm F2×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "FINLAND"
こちらもハイキーなんだけど、グリーン寄りですね。
柔らかくてこれも好きだなーー。
メロンソーダみたいな感じ。(貧弱な語彙力で申し訳ない)
<OSLO>
CONTAX T2×Sonnar 38mm F2.8×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "OSLO"
CONTAX T2×Sonnar 38mm F2.8×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "OSLO"
CONTAX T2×Sonnar 38mm F2.8×Kodak Pro Image 100×FRAME* COLOR SAMPLE "OSLO"
オスロは、低彩度かつ低コントラストでハイキーな仕上がり。
これもハマればかなりええ感じじゃないすか?オスロって名付けるだけあって北欧感ある。うん。
はい、次。
<LONDON>
Topcon 35-s×Topcor 4.4cm F2×Kodak Ultra Max 400×FRAME* COLOR SAMPLE "LONDON"
Topcon 35-s×Topcor 4.4cm F2×Kodak Ultra Max 400×FRAME* COLOR SAMPLE "LONDON"
Topcon 35-s×Topcor 4.4cm F2×Kodak Ultra Max 400×FRAME* COLOR SAMPLE "LONDON"
青い!コントラスト強い!
OXFORDと似た傾向。自然には合わないかな。笑
街中とか工場。相性いいと思う。
<CALIFORNIA>
PENTAX SPF×Super Takumar 35mm F3.5×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "CALIFORNIA"
PENTAX SPF×Super Takumar 35mm F3.5×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "CALIFORNIA"
PENTAX SPF×Super Takumar 35mm F3.5×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "CALIFORNIA"
はいメロンソーダ。伏線回収。(単なる偶然)
えっと。これも前回のHUNGARYに近いアプローチで、緑と黄色が強め。
ハンガリーはハイキーだったけど、こっちはそこまで明るくないかなといった具合。
<MÜNCHEN>
PENTAX SPF×Super Takumar 35mm F3.5×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "MÜNCHEN"
PENTAX SPF×Super Takumar 35mm F3.5×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "MÜNCHEN"
PENTAX SPF×Super Takumar 35mm F3.5×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "MÜNCHEN"
ミュンヘン。色味に関しては中庸かな。
コントラストとシャープネス強めな気がする。
ところで、3枚目のバラの写真めっちゃ良くないすか?
「暗めの設定で撮ったらバラのピンクが映えていいのでは…!」
と考えながら撮影したらドンピシャで、俺って天才かよって思いました。←ラボの方のおかげです。
いや自己肯定感大事ですから。現代社会では。
ちなみに絞りは、F5.6だったかと。被写体に接近して撮影するから絞り開かなくても背景結構ボケてくれます。
僕は普段、なんでもかんでも「F値開放!」
って叫びながら撮影するんですが(大嘘)
フィルム時代のレンズは絞った方が写りは良いですよね、基本。
例外として、ライカのノクチルックスみたいに独特なボケ味を楽しむためにあえて開放ってケースもありますけどね。ソ連のヘリオスを使ってぐるぐるボケを楽しむとか。
逆に現代のレンズは開放からキレキレで解像しますよね。ニコンのZレンズ欲しい…。
まぁ、なにが言いたいかというと適材適所ってやつです。
ウンチク長くなったので、次いこ次!
<ALASKA>
Topcon 35-s×Topcor 4.4cm F2×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "ALASKA"
Topcon 35-s×Topcor 4.4cm F2×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "ALASKA"
Topcon 35-s×Topcor 4.4cm F2×Kodak Color Plus 200×FRAME* COLOR SAMPLE "ALASKA"
アラスカも緑乗ってますね。ハンガリーやカリフォルニアほど派手な演出に振ってない忠実な色を目指してるのかな、と。
はい!以上!
ネガフィルムという同じ条件・同じ現像所でもここまでアウトプットが違うって、改めて面白いですね。
FRAME*さんはノーリツのスキャナーでスキャンされてるみたいですが、フジのフロンティアでスキャンしてるラボも沢山あります。
ここからちょっとマニアックな話になるんですが、ノーリツ置いてるラボとフロンティア置いてるラボに「仕上がりの注文はしないで自動補正のおまかせ」で現像出した場合
ノーリツはコントラストとシャープネス強めで忠実な色再現。対してフロンティアは、派手目で記憶色な色再現で帰ってくるイメージです。
厳密に同じ日に同じ環境で撮影したフィルムを出して比較したわけではないのであくまでイメージであり、上記は個人的な感想です。
同じレシピでフロンティアでスキャンしたら多少は結果変わるんじゃないですかねー。ソフトウェアの操作感とか、パラメータの掛かり具合違うだろうから。あくまで推測ですけど。
好みの色味が見つかったらデジタルデータをLightroomやCapture Oneで、RAW現像して再現してみるのも勉強になってよさげ。
自分のトーンの探究と確立って大切ですもんね。
あ、僕はいまだに迷子です。笑
理想のトーンは、スティーブン・ショアやウィリアム・エグルストンみたいなアメリカのニューカラーの写真なんですけどねーー。
以上、検証記事でしたー。
FRAME*さんの郵送現像窓口はこちら!
興味ある人はいろいろ試してみよう!
それでは!
いただいたサポートはフィルム購入と現像に使用させていただきます!