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今村夏子さんのピクニック

映画の半券、栞にしてみました。

ごりっごりに
"花束みたいな恋をした"
に影響を受けている。余韻が凄い。

いくつもの固有名詞が出てきて
それはまるで釣り針を大量につけた釣竿のような映画だった。
一体どれだけの人々の心にその針を刺したのだろう。

私はまんまと一本釣りされた奴。

あー、彼と一緒にカラオケ行ったな。
同棲も最初は楽しかったんだよなぁ。
(彼がコンビニコーヒーにハマったのは
私と別れてからのことみたいだけど)
とかとかとかとか…。

たくさんの釣り針の中の一つ
今村夏子さんの小説
「こちらあみ子」に収録されている
"ピクニック"を読んでみた。泣けるかな、と思って。

結果、泣けなかった。
ネタバレはしたくないので一言、
怖かった。

誰目線で語られる話かと言うことなのかな。
怖いし、悲しくなりました。


Awesome City Clubさんの勿忘といい
今村さんのピクニックといい、
見終わってからも麦君と絹ちゃんの世界に
一緒にいるみたいに感じられる事がこの映画のすごいとこだと思う。

いや、逆か?私達の世界の中に
麦くんと絹ちゃんのような人達がいるということなのか?

もう一回観に行きたいな。

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