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筑豊*嘉穂劇場

単純でいて深い。あんたいい人だねって言われた時は
どこまでも信じられてしまう怖さがある。一寸の裏切りも許さない。
許されてしまうと、どんな理不尽なことでも通ってしまう。
そんな私の偏見がこの町のイメージだ。
人間臭いストーリーがこの劇場によく似合う。
心から笑いそして泣く、私はそんな人間にはなれなくて一生を終えるのだろうな。

大正11年創建、昭和6年に再建された歌舞伎劇場。江戸歌舞伎劇場の典型ともいえる両花道とマス席を持った木造2階建り(収容人数1,200人)
明治時代に日本の近代化を支えた、福岡県の筑豊炭田。時代と共に炭鉱(ヤマ)は閉山し、その川筋に50あまりあった芝居小屋の中でただひとつ残ったのが、この嘉穂劇場です。
The Kabuki Theater was built in 1923 and reconstructed in 1931. It is a two-story wooden structure with two hanamichi and mass seating (seating capacity of 1,200), which is typical of Edo Kabuki theaters. The Kaho Theater is the only one of the 50 or so playhouses that remained on the riverbanks of the Chikuho Coal Field.


舞台下の廻り舞台装置(手動回転式)

Understage turnstile (manual turnstile)

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