プロレスにおける批判的な考察 2024
1 NEW JAPAN CUPをふりかえって
辻洋太の優勝で幕を閉じた今年のNEW JAPN CUP。相も変わらずHOTの乱入・反則劇場が続き、ファンの批判もたくさん挙がっていたが、辻の優勝は新日本プロレスが新時代に一歩踏み出たことを感じさせた。
後藤待望論もかなり出てきたようだが、申し訳ないがわたし的には「今更後藤洋央紀選手が優勝してもなあ・・・」という感じだったのである。
そうか・・・海野ではなくやっぱり辻か。そうだよなあ。
少し残念だったのはヒクレオ。辻の前に立ちはだかる外国人エースは、どう考えてもヒクレオなんだけどなあ。ついでにジェフ・コブ、ライバルとしてのグレート・オーカーンのランクも上げてほしかった・・・。
2 日本マットの危機
新日本で辻が出てきた。時を同じくしてスターダムでも舞華、羽南などランクアップの兆しが見える。
新日本にしてもスターダムにしてもエースが抜けたのだ。若手の育成とランクアップは急務と言えるのだ。
オカダ・カズチカにウィル・オスプレイ、方やジュリアに林下詩美・・・大変な時代になった。今や天下のブシロード傘下グループでもうかうかしていられない。(林下はロッシーの団体だろうが)日本のエース級はどんどんアメリカのメジャー団体に移ってしまうのだからたまったもんじゃない。
そう・・・プロレスもプロ野球と同じようになってしまったのだ。日本国内で活躍すると、次はアメリカのメジャー移籍。プロレス界ではもちろんWWEとAEWである。
3 今後の対策
団体からすれば、何年もかけて道場で育成した選手が引き抜かれるのはたまったもんじゃないだろう。(ジュリアは途中移籍だが。)だが、ビジネスが絡むだけに引き留めるのは容易ではない。お金では到底太刀打ちできないのだから、それ以外の部分で引き留めるしかない。
つまりはランクアップ。売り出しが必要となってくる。たとえエースでなくても、ヒールのトップや脇役としての存在感・・・要は誰でも輝きたいのだ。
そう考えると、ジェフ・コブやオーカーンは、実力が余りあるのに冷や飯を食べさせられているようで心配である。新日本!このままではまたアブナイのではないか・・・!?
そこで思うのは、棚橋弘至の偉大さ。よく新日本に留まっていてくれているよなあ。あとザック・セイバー・Jr.も。彼らは宝だよ。
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