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3Dプリンタは自宅に置いていつでも使えるようにしておきたいと考える理由

個人でものづくりをやる場合、3Dプリンタは必須のものになってきています。アイデアや構想を形にして確認する場合、まずは3Dプリンタを使おうとなるのは自然な流れです。

ところが、一回でまったく問題ない造形品が得られるのは極めてまれです。実際のところ、ほとんどの場合は仕上がった造形品には何らかの問題があり、何回も作り直しが入ります。問題というのはプリントの失敗もありますが、3Dデータの不具合もあります。組付けてみたけどちょっとここが合わないとか、寸法を間違えたとか、ここをこうするともっと使いやすいので形状を変えたいなど。造形して確認、造形して確認…という繰り返しを何度も行って完成度を高めていくのが一般的なやり方です。

こういう繰り返し確認を行うにあたり、3Dプリンタはやはり手元にあるのが好ましいです。どこかに使いに行くという形だと、時間もお金もかかるため、どうしても「失敗できない…」という考えになって行動がにぶってしまいます。思いついたら即実行!失敗しても何度も繰り返す!というのが実現できるのは、やはり手元に装置があり、いつでも使えるからこそ可能なことです。何回も作り、失敗してまたやり直すというトライアルアンドエラーは、時間やお金の制約なく実行できる必要があります。外部に出向き、順番待ちして造形となると、このサイクルはなかなか円滑に回りません。思いついたときに装置をすぐ使える環境を作るには、自宅に自分用の3Dプリンタを置くのが一番です。

手元に環境があれば、実際に試してみて、これはいけそうだ!とか、これはこの方法では無理なので別の方法で実現しようなど、モノを作る上での様々な判断をどこかに出向くことなく行うことができます。作ればアイデアがでてきますし、逆にアイデアが浮かんだ時にすぐに作って試してみようかという好循環も生まれます。

3Dプリンタを扱ったことのない方は、いざ使おうと思っても、すぐにはうまく扱えないということを知っておく必要があります。3Dプリンターはいろいろなトラブルや不具合を経験してはじめて使いこなすことができます。昔と違って今はいろんな情報があります。しかし情報は理解を助けてくれるものの、情報だけでは3Dプリンターをうまく扱うことはできません。すぐにアイデアを形にするためには、普段からある程度習熟して使いこなせるようになっておく必要もあります。

普段からなんとなくでも作りたい構想やイメージがあるなら、まず3Dプリンタを手元に置いて扱いに慣れておき、思い浮かんだアイデアをすぐに試せる環境を作っておくのがいいかと思います。たくさんのアイデアがある人にとって、失敗しても何度でもやり直せる環境は、きっと購入したプリンタ以上の価値を生み出してくれるはずです。

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https://3dprinterlove.com/best-3d-printers-for-home-use/

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