見出し画像

歌を録音したら音程がフラットしてる〜😭なんて事も、これで直ります!

snsが大の苦手だった僕ですが、noteだとなぜだか続けられています!
(まず嬉しい)

発声セミナーをやるとよくこんな質問を受けます。
「いつも自分は音程がフラット気味なんです。直す方法はありますか?」とか、
「しっかり歌えたつもりなのに録音を聞いてみるとけっこうフラットしていてショックでした、自分は音感が悪いんでしょうか?」
なんて感じのフラット癖の質問です。

「もちろん直ります!」「音感が悪いのではなくて、自分の声の聴き方や感じ方が悪いんです!それを直せばフラットも直るし、きちんとピッチを把握しながら歌えます!」

まず、フラットする原因をいくつかに分類します。

①音程のイメージをしっかり持てていないタイプ。音に大して大雑把なイメージしかなく、歌唱中の1音1音にしっかりとイメージを持たずに歌っている。そしてその事に気がついていない。

②歌唱中にフラットしているのは分かるんだけど直せない。歌唱の声は、どちらかというとゆるい(弱い)声、というタイプ。
高音よりも低音がフラットすることが多く、楽な音域なのに、伸ばした音が下がりやすい。

③歌唱中に喉が重く感じてしまい音程が上がりづらくなるタイプ。
高音域は声が大きくなり、頑張って力で上げようとするが正確な音程に達しにくく、大きな声になりやすい。

④歌唱中は自分の声もしっかり聴いているし、それなりに正確に歌ったと思っていたのに、録音を聴いてみるとフラットしているところが思った以上に多く、歌唱中に把握している自分の音程と違っている。高音域は必要以上に大きな声で歌ってしまう。

修正の仕方ですが、3、と4、はほとんど同じ理由で、直し方もほぼ同じです。これは真剣に歌を練習している人に多く、フラット地獄などど言われている症状です。

①と②はぜんぜん別な理由。

①〜④のタイプが合併している人もけっこういます。

番号順に直し方を解説していきますので、今回は、1、について原因と直し方を書いていきます。2、3、4、も追って書いていきますので、興味のあるnoteをチェックしてみてください!

今回は

①音程のイメージをしっかり持てていないタイプ。
の解説と直し方です。

その通り音程のイメージ力が足りないんです。イメージしているつもりになっていて、細かい音程は大雑把な流れでしかイメージできていないんです。

他人のイメージなんて見ることもできないし、違いなんて分からないですよね。でも、フレーズの始まりの音や、最後に伸ばす音なんかはけっこう音程が合っているのに、どうもフレーズの中の細かい音が合わず、適当になってしまって、細かい音程の外れているところ多々あり、歌全体的がうまく聴こえない・・・

改善するには、
とにかく音程のイメージをしっかり持ちましょう。次の音、次の音、と音程のイメージを先に強く持っては歌う、と言う習慣を身に付けましょう。

イメージしているつもりになっていませんか?フレーズ全体を大雑把にイメージしても、細かい音程はよくなりません。

こういう状態の人に、音程のイメージを1音1音もっと強く持つように、と言うと、そうしながら歌った後に「すごく頭が疲れた」と言います。喉より頭が疲れるのですね。

いつも歌詞中心にイメージを追いかけているタイプの人や、そもそもいつも歌う時に、音程のイメージをちゃんと持たずに、流れで歌ってしまう癖のある人は、しっかり音程のイメージを持って歌おうとすると、いつもと違う脳が強く働くので、けっこう頭が疲れるんです。

でも歌っていても音程の良い人は、いつも音程のイメージを強くしっかりと持ちながら歌っていて、それが習慣になっているので、特にしっかりイメージを持ちながら歌ってるつもりもなく、当たり前になっているだけなんです。(②〜④のタイプは、イメージをしっかり持てていても、他に音程が悪くなる原因を持っているだけなんです。合併している人もいますが。)

他人の頭の中やイメージなんてどうなっているのか分からないので、プロの頭の使い方を真似ることもできないし、なかなか脳の使い方には気がつけないんです。

違う言い方をすると、プレイヤーとしての音楽脳の開発が浅く、言葉とか、喉の感覚とか、他の感覚に強く意識が行ってしまって、音楽脳の働きが弱い事に気が付かなんです。

これは「音楽を聴いて感動する能力」とは別もので、演奏するためのイメージ力なので、すごく音楽に詳しいとか、自分は昔から色々聴いて知っているから、と思っていても、プレイヤーとしての音楽脳が開発されているとは限らないので、音楽通な人ほど気が付けない場合が多いです。

長くボイストレーナーをやっていると、歌唱を見てすぐにわかります。
沢山練習してると言っても、音楽脳的には練習になっていないので、なかなか上達しません。
それに気がついて、初めは疲れて面倒でも、イメージし続けて歌うことが大切。やればどんどん良くなります。

例えば、本を読むのが苦手な人が、洋画を字幕で見ると疲れちゃうのに似ています。
図形の問題が苦手な人は、図形を見るだけで頭が疲れてしまうのにも似ています。
疲れることは、無意識にやらなくなっていきますが、どちらも少しずつでも続けてやって慣れてくれば、あまり疲れなくなります。

音程を良くしたかったら、音程をしっかりイメージして歌うこと。そしてイメージとすり合わせるように自分の歌の音程を常に聴きながら歌う、という作業を繰り返し、大切にしながら、それが当たり前な事になるように練習していきましょう。
そうすれば他人の演奏のピッチも常に把握するようになり、プロの歌手やプレイヤーの耳と同じ状態になっていけます。

音程のイメージ持つと言うのは、一度聴いたメロディーを、頭の中でリアルに思い出す。今聴いているかのように頭の中でその音程を聴く。と言う感じの、ある種の思い出す作業のこと

このタイプだと思った人は、是非チャレンジしてみてください!
どんどん音楽脳が活性化しいって、音程も正確になり、歌が上手くなりますよ。

一人じゃ無理そうな方はサポートしますので、是非レッスンにいらしてください!

https://www.natural-voice.com/ 
原宿ボイストレーニングスタジオ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?