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感覚が合うのが良いんです

友達がいる。
中学生からの付き合いのYだ。中2の時に同じクラスになり、中1から友達だったNちゃんとYが小学校からの友達だった為Nちゃんを通じて自然と仲良くなった。しかし、中学の間は学校で話すくらいで学校外で会ったのは数えるほどしかない。
高校は別々の高校に進み、そこから4、5年連絡すら取らなかった。

私は大学生になり、その頃スマホに変え、LINEをするようになった。
Yの電話番号を知っていたので、LINEの友達に自然と追加されていた。「あ、Yだ。今何してるんだろ。」と思ったが、特に連絡することもなく過ごしていた。
ある日、YがLINEのステータスメッセージにKEYTALKの事を書いており、当時邦ロックにハマっていた私はそれを見てすぐにLINEを送ってしまった。Yからは数年連絡してないと思えないほど自然な文面で返信がきて、私が好きなバンドをYも知ってる事や聞いている曲などがだいたい同じでとても盛り上がった。
その後からは帰省する度に会うようになり、地元の音楽フェスにも一緒に行った。
また、Yはお笑いも好きで、好きな芸人も私とほぼ同じなのだ。ちなみに最近の私たちのブームはランジャタイである。

友達と呼べる人はY以外にもいるが、Yほど感覚というか感性というかが同じ友達はいない。
母からは「好きな物や事の感覚が同じ友人は貴重よ。大事にしないと」と言われている。

元々無駄な人間関係を好まない方で友達は少なくても良いタイプで、実際片手で収まるくらいしか友達はいない。
そんな少ない友達の中にこんなにしっくりくる友人が1人いることは奇跡だと思っている。
前世で家族だったのかなと思うほどだ。

ちなみに2人とも30を超えても独身だが全く悲観しておらず、マイペースに生きている。
GWに会った際も今年のフェスの話やランジャタイの話、Yが勧めてくれた「ハンター×ハンター」にハマった話で大笑いをした。
Yは薄化粧で外見も学生時代とそんなに変わらないのでいつも心地よい安心感を与えてくれる。

次に会うのは夏になるだろう。
フェスではお互い弾けてぶっ倒れるまで楽しみたい。友達は少なくても最高の友人が1人いれば人生は充分楽しい。Yよ、ありがとう!


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