体外受精①排卵促進~採卵

「体外受精」。言葉としては卵子を取り出し、受精卵を作り、それを子宮に戻すこととして認識はしてましたが、それに実際に行うことの大変さを実感しました。人工授精と体外受精ではこんなに違うとは、、、

卵子を取り出すために、卵巣を刺激するための「ゴナールエフ」と言われる皮下注射をすることになります。これが、心的に抵抗がありましたね。今まで健康に育ってきたからこそ、なぜ注射をしなくちゃいけないんだろうか、ここまでして不妊治療をしなくちゃいけないのかと、知らずに涙も出てきました。

注射に加え、「ルティナス」と言われる薬を膣の中に入れていきます。受精卵が着床しやすくなるように。薬だけでも結構なお値段、、、(注射で合計5万円、膣状で2万ほど)。精神的にも、金銭的にも我慢が必要なことがよく分かります。

そして、採卵。普通に考えると、本当にすごいことです。子宮から卵子を取り出すなんて。。。卵子を取り出すために、日帰り入院が必要で、人生初の(笑)入院。採卵経験者の友人が、「とても痛かった」と言われてたので、かなり覚悟をしてドキドキしてたのですが、全身麻酔を入れた途端に意識がなくなり、気が付いたら手術は終了し病室におりました。そして、まったく痛くない。医療の技術進歩は素晴らしい。執刀いただいた医師=同級生にも感謝。あとは、神のみぞ知る受精卵とそれを子宮に戻す作業。祈る気持ちで、病室を後にしました。

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