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【フィクサーファンクラブの思い出】『後編』><。

【1】
2012年12月

妻貴子に
「実は今年のクリスマス
ちょっと予定が入っちゃって帰れません」
と伝え

クリスマスに帰宅しないなんて
まさか不倫なのでは?と疑われても仕方ないことですが

実際は
フィクサーファンクラブの解散式が
私が経営するBAY JUNGLEで
夜通し計画されていたのだ

私の仕事や活動
プライベートなことなど
まったくと言っていいほど
何も口出ししない妻貴子であったが

「フィクサーファンクラブなんてあったんですね」

「そうみたいですね」

「女性の方もいらっしゃるんですか」

「1人もいない」

「りゅーいちろう(僕のなまえ)さんを
熱心に応援してくださる方は男性ばかりなんですね」

「そんなものはいない」

「どういうことなんでしょうか?」

変な疑いもかけられたくないので
本当にイヤだったが
当時イベントの宣伝パンフレットを見せた

許可がとれなかったので
一部写真は割愛したが
『前編』のブログの最後で紹介した
私の遺影ような画像が掲載され

私たちは小池社長のファンではありません。
アンチです。これはフィクサーファンクラブの総意です

という見出しからも想像できるよう
わけのわからない会が開催されました。

【2】
ニコ生コミュニティ開設から約1年
約2000人のコミュニティ参加者に支えてもらっていましたが
最初こそ勢いがあったものの
半年経ち混迷
1年経ち低迷

2011年7月19日より毎日のように放送を続け
2012年8月3日より開始した
ドラゴンクエスト10の放送
コミュニティ参加メンバーは
1ヵ月で5000人を超え
3ヶ月で10000人を超え
私としてはようやくチャンスをつかんだ気になり
最終的には約29000人までご参加いただいた。
ニコニコ生放送コミュニティ
co1251002 From Fixer><。
応援いただいた方々
ありがとうございました。

グレン21サバ井戸ダイス
初ゴールド神
1000万ネルゲル
1億天魔
私がやっていたカジノフィクサーでの
ゲーム内通貨G(ゴールド)の賭博行為は
当時ニュース番組で取り上げられ
ドラクエ10の世界であるアストルティアに
フィクサー=絶対的な悪 というイメージで広がってしまった

おれの人生は終わったと思った © SQUARE ENIX

当時ゲーム内で もし
「運営が削除し抹殺すべきキャラクター」
というテーマで投票され裁きが行われていたら
私が消滅させられていたに違いない

ドラクエ10の思い出は
数多くありますが
それはまた別の機会で。

ありがとう ありがとう ありがとう © SQUARE ENIX




【3】
話は戻りまして
イベントパンフレットには

「最近の小池は面白くない。」
「小池はYESマンに囲まれて気持ち良くなっているだけのカス。」

これを見た妻貴子は絶句していた。

こんな集まりを果たして本当にファンクラブというのであろうか
そんな疑問をきっと抱いた妻貴子はただひとこと
「がんばってください」
と言いクリスマスの夜に送り出してくれた。

前編のブログを読んだ
当時を知る方々たちから
いくつかメッセージをいただいた

私は学生時代
塾の講師や家庭教師をさせていただいていた

「毎日の積み重ねが大切だ」
「木の幹のよう土台をしっかり作りましょう」
「土台がしっかりしているほど長い年月伸び続けられる」
こんな偉そうなことを授業で言っていたが

ドラクエ10に出会い
ようやくフィクサーの方向性が見えてきたとき
それまで支えてくれていたコミュニティの幹は腐っていたのだ。

2012年12月25日夜から始まり
2012年12月26日明け方4時45分

「もうぼくたちの小池さんはいない さようなら」

と閉会宣言後

やつらは一切現れなくなった
後のフィクBARやフィクサーオフ会
放送でのコメント参加

一切私に近づくことはなかった。

私にとって
ネット世界初の別れである。

(ファンクラブには属さず最後はアンチ化してしまうことなく
ドラクエ前から変わらず応援を続けてくれた方々は
もちろんいらっしゃいます 心からありがとう)


【4】
実は私はドラクエ10の放送中や
オフ会でする話題にこれまで
この「フィクサーファンクラブ」という存在があったことを
隠していた。

あんなイベントも開催され
恥ずかしかったからだ。

総師範も巻き込まれた
あんなイベントだったが
ちょっと楽しかった。

集まったひとびとの
私へのディスりは止まらず
総師範とは一緒に写真撮ってくださいと集まっていたのに
僕にはそういうの一切なく
「けーすけさんドラクエで調子乗ってる小池どう思います?」
「小池さん途中まで応援してたけどアメーバピグあたりで脱落した」
とこんな話でばかり盛り上がっていた解散式

どんな熱量なのか
甚だ謎めいていたが
この日のイベント参加者限定プレゼントのグッズまであった

オリジナルTシャツや
こちらのタオルなど。

うちではこれを今でも3つ使っていて
一番最初から使った古いものは
もう10年以上使っているので
そろそろ捨ててしまおうかと一瞬思ったが
なんだか捨てられず
ぞうきんにして使っている。
ねこが毛玉を吐いてしまったのを掃除するのに役立っている。

これからいくつも書かれる note での記事で
最も少ない いいね♡数となるであろう
この前編後編に渡ったどうでもいい話でも
私には大切な思い出だ。

ありがとうフィクサーファンクラブよ

このタオルを見るたびに思い出す
あんなやつらでも
もう会うことはないのかなと思うと
感謝や寂寞を抱いています。


公認はしていない。

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