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名作トライアル#135 ゼルダの伝説 時のオカリナ

どうも「鼻くそピザ」というこの世にない新しいピザを作った発明王でございます。

それは冗談でして肝数値高男です。
1年前の開店寿司で悪さした奴が高額な賠償金を請求されて人生終了しているのを全国ネットで報道されて、それを見たいわゆる「バカッター予備軍」がビビって、もう同じようなことをする奴は現れないのかと思いきや、じぇんじぇんなくならないですね。
アホなので、1年前の報道のことを忘れてしまうのか、もしくは世の中のニュースなんて関心なくて1年前のニュースなんか知らなかったのか、もしくは全部知っているけれども自分もあんなふうに世の中から注目されたい!って思っているのか、それはよくわかんないんですけれども、ぶっちゃけ全部ありえるから恐ろしいですね。

面白くもないし、バカ汚いし、地獄でございますね。「久しぶりにピザでも食べたいなぁ」と思って、注文して届いたピザがこれだったらシーキビですよね。そんなもん届くくらいだったら飯も食わないで部屋にこもってレトロゲームでもやっていた方がいいのではないでしょうか、ということで今回は「名作トライアル」のコーナーでございます。
前回に引き続き「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の研究を今回も行っていきます。

1998年11月に発売された「ゼルダの伝説 時のオカリナ」。発売25周年のこのタイミングで改めてプレイし直して、やっぱり面白いゲームだなと感じたので、作品に対してのリスペクトを込めてこうして note にテキスト化しているわけでございますが、頭の悪い俺が書いたところでアホ全開の文章になるだけなので、せめてプレイしただけではなく、もう少し深い知識を集めたいなと思い、ここ最近は「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のことについて昼夜寝ずに、両目を真っ赤かにして、時には会社を無断欠勤しながらいろいろ調べまくっているんですけれども、そこで知ったのがなんと2022年5月にアメリカのニューヨークにあるストロング国立演劇博物館というところが、「世界のビデオゲームの殿堂」として「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を登録したとのこと。

すっげぇぇぇぇぇ〜〜〜!!!あのストロング国立園芸博物館に認められた!?これはとんでもないことであります!!!
・・・と、とりあえず書いてはみたものの、ストロング国立演劇博物館の「世界のビデオゲームの殿堂」なんてことを今はじめて知りましたし、それがどれほどすごいことなのか、日本の北海道にあるど田舎に住んでいる俺にはよくわかりません。
というか、発売して間もないくらいに殿堂入りするのならばわかるんですけれども、25年前に NINTENDO64 実機で遊んでいた俺からしたら「遅くね!?」って思っちゃったりしちゃう俺はきっと今日も会社で「屁理屈野郎」って社員にバカにされているのだろう。でもこの作品が海を超えて評価されていることはよくわかるし、俺自身もこの作品は本当に素晴らしい作品だと思っております。

なぜこんなにも評価が高いのか!?あれやこれや考えてみたんですけれども、やっぱり 3D ゲームを遊ぶハードルがこの作品をきっかけに一気に下がったように思えます。
というのも、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」がこんなにも遊びやすいゲームになったのは、1996年に任天堂から発売された「スーパーマリオ64」があるからだと思っております。

1990年代中盤から「セガサターン」「プレイステーション」そして「NINTENDO64」と、ゲームのグラフィックが 3D 表示できるスペックのゲームハードが発売され、家庭用ゲームにもついに 3D のゲームが遊べるようになりました。これはテレビゲームの歴史においてとんでもない出来事であり、当時のゲームユーザーも感動したと思います。3D になったことで表現力も高まり、各ゲームメーカーがゲームのシナリオに力を入れ出したのもこの辺りからなんじゃないかなと思います。いわゆる「映画的」なゲームが作れるようになったということでございます。

令和の今から見たら当時のゲームのグラフィックはちょいと目に痛かったりします。だってカクカクですもん。どんだけカクカクかって言われたらやっぱり我々男子は「アレ」を思い浮かべるでしょう。そうです、女性キャラの胸の膨らみです。いやいや、こんなこと書いたら女性軽視だとかって怒られるかもしれませんけれども、ごめんなさい、この文章執筆後に死にますのでどうか許してください。
女性ってのは胸の部分が服の上から盛り上がっているじゃないですか。いや、盛り上がっていない人もいますし、俺自身もそんな女性が好きだったりもしますけれども、現実で見たらあの胸の膨らみがすごく柔らかそうに見えるじゃないですか。そう見えちゃうのは童貞だけで、本当はその中にブラがあるので実際は硬いんですけれどね。そんな話は置いといて、当時の 3D グラフィックで描かれた女性キャラの胸の膨らみがとにかく「固そう」なのです。というか、とんがっている感じでしょうか。でも、当時のグラフィック技術の限界ですから、それは仕方ないことではあるし、それはそれでいいんですよね。では、おっぱいの話はこの辺で終わらせます。

3D になったことで表現力が一気に上がったと思います。しかしメリットだけではありません。今まで 2D のグラフィックで遊んでいたゲームが 3D になったことで、ゲームはより複雑化し、旧世代のゲームより難易度が上がってしまったのではないかと思います。
実際に1996年、NINTENDO64 のローンチタイトルの「スーパーマリオ64」を2021年初夏にプレイしましたが、めちゃくちゃ難しかった。どんだけ難しかったかと言いますともう少しで30歳になる当時の俺がゲーム内で何度もミスを繰り返し、床にコントローラを置いて「ウエーン!ウエーン!」って泣いちゃうくらいです。
初代「スーパーマリオブラザーズ」では、マリオや敵、ステージを真横から見ているようなグラフィックでしたので、マリオがジャンプして、前から来るクリボーの頭に着地して踏んづけるってのはそんなに難しくもないことでした。しかしこれが 3D になってしまうと・・・手前にマリオの背中があって、奥から敵がこっちに向かって来ているのはわかるんだけれども・・・ジャンプをしてマリオがどの辺で着地するのかの感覚がなかなか掴めないのです。というかカメラワークの都合上、マリオの背中で奥の敵が見えなかったりもしましたからね。
ゲームの上級者からしたら「何を大袈裟に!」って指についた鼻くそをぺろぺろしながら言うかもしれませんが、2D ではあんなに簡単にできたことが、3D になったことでこんなにも難しくなってしまった!と、感じた人はたくさんいたのではないかと思います。

これはゲームプレイヤーだけではなく、ゲーム制作者の方も課題に思っていたようで、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の開発スタッフのインタビュー記事なんかでも書いていたのですが、1996年に発売した「スーパーマリオ64」で 3D 作品をはじめてまともに開発して、そこで出た課題を全部メモし、その後の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の開発の時にはそのメモをもう一度引っ張り出してきたそうです。
「スーパーマリオ64」の時に出た、3D ゲームならではの課題をクリアするのに、さまざまな実験をしたそうです。これも開発者インタビューで書いていたのですが、開発初期はなんと FPS つまり「主観視点」のゲームを考えていたそうです。
主観視点でフィールドを移動していて、敵が出てきたら急に画面が切り替わってリンクが登場して横から見たような視点で敵を倒すというものだったそうです。つまりこれって1987年にディスクシステムで発売された「リンクの冒険」みたいなゲームになっていたということでしょうか。個人的には「リンクの冒険」はすごく好きなゲームなのでこのまま完成していたらどんなゲームになっていたのか、めちゃくちゃ気になっていましたが、しかし今みたいに大きく評価されたゲームにはなっていなかったと思うし、下手したらその後の「ゼルダの伝説」シリーズの運命も結構変わってしまっていたのではないかとも思います。そして俺も生まれていなかったかもしれません(何故?)

しかし、開発が進むうちに、やっぱり大人気キャラクターの「リンク」が主観視点にすることでゲーム中にほとんど表示されないのはイヤだなと、リンクのモデルを制作していたスタッフが思い始め、だんだんと今世の中に出ている「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の形に開発が進んでいくそうな。
リンクの姿を出すには、主観視点ではなく客観視点にならないといけない。そうなったら「スーパーマリオ64」の時のような 3D ゲームならではの課題にまたぶち当たることになる。開発スタッフの中で「どうする・・・どうする・・・」と再度頭を抱えるようになったのだとか。

3D ゲームならではの課題はなんとかクリアしたい。リンクがカッコよくチャンバラをする「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を作りたい。悩んでいるスタッフに大きな転機が訪れるのです。これが個人的には任天堂らしい、めちゃくちゃ好きな話なんですけれども、この話まだまだ長くなりそうな上に、気がついたら文字数が3000文字を超えてしまっていたので続きはまた次回のテキストで書きたいと思います。


・ゼルダの伝説 時のオカリナ(NINTENDO64 版 公式HP)

・ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D (3DS版 公式HP)

・ゼルダの伝説 時のオカリナ(WiiU バーチャルコンソール版)

・今回は「Nintendo Switch Online + 追加パック」版で遊ばせてもらっております!

というところまで書いて文字数が4178文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう。 ・・・俺が逮捕されていなければ。

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