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名作トライアル#97 バイオハザード4

どうも、デーモンのメイクを施され、一人称はもちろん「吾輩」だけれども、めちゃくちゃ腰の低い新入社員です。

それは冗談でして肝数値高男です。
春らしい日々が続いていい感じですね。いい感じに晴れて、気温も高くて、風もそんなに強くなくて。「こんな日は外を散歩したいなぁ」って思うんだけれども残念ながら仕事でそれはできず。
今日から新年度はじまって初の連休なので、こりゃ春のはじまりをしっかり満喫しよう!そう思ったんですけれども、今日からまさかの雨予報らしいですね。
気温もめちゃくちゃ下がって散歩なんかする気にもなれなくて最悪ですね。
こんな日は家にこもってレトロゲームでもやっていたらいいのではないでしょうか?ということで、本日は「名作トライアル」のコーナーでございます。

「バイオハザード4」の完全リメイク作品「バイオハザードRE:4」の発売を記念して、原作の「バイオハザード4」の研究・・・というか思い出話になってしまっておりますけれどもそんな話と、「バイオハザードRE:4」のプレイ動画を Twitter に掲載しているアリストテレスくんと同じ場所と思われるロケーションを原作の方でも探し、それを投稿し原作とリメイクを比較するという誰もやっていない画期的な記事を連載しているのですけれども、前回の続きでございます。

2005年1月。中学生になってしまいゲーム熱が冷めてしまった俺の目の前に「バイオハザード4」が。誕生日でもない、クリスマスでもない。個人差はあるだろうけれどもクリスマスプレゼントってのもちょいと微妙な時期な中学1年生の俺でしたが、1月末・あるいは2月はじめのなんでもない真冬のど真ん中のある日、親父が買ってくれました。
目の前には「バイオハザード4」のパッケージ。ここは、ゲーム店ではなく、俺の家。俺の家の中に、「バイオハザード4」がある。これを金を払って買ってきたのか、あるいは親父がゲーム屋の店員に銃を突きつけて脅してかっぱらってきたものなのかはわからない。しかし確実なのは、当時「バイオハザード」シリーズ最新作の「バイオハザード4」が、俺の家にある。まるで俺に新しい弟か妹ができたかのような感じになる・・・と思いきや、当時の俺は「まぁ・・・どっちでもよかったんだけれども・・・。あるんだったらせっかくだしやりますか。」と、封を開け、2枚組の8cm ディスクの「ディスク1」をゲームキューブにセットし、プレイ開始。

この時点でわかっていた情報としては、今回の「バイオハザード」はゾンビが出ないということ。「バイオ」といえば「ゾンビ」。むしろ、ゾンビが主役なくらい、「バイオ」に「ゾンビ」は必要なんだけれども、今回はいっさい出ないとのこと。
そして敵は人間?とのこと。今まで主人公を遅い喰うゾンビとは違い、人間が武器を使い攻撃をしてくるらしい。ってことは、今度の「バイオハザード」は人間を撃ち殺さないといけないのか。
つーかそれって「バイオハザード」なの?大丈夫なの??
この時は知らない言葉で、のちに知ることになるんですけれども、つまりは「バイオハザード」の当たり前をすべて崩した、いわゆる「フルモデルチェンジ」をした作品なのです。

「バイオハザードが変わった!」と言える作品ではございますが、逆にいえば「バイオハザードは変わってしまった・・・」と、ネガティブにもなってしまう作品でもあります。
初代作品から「バイオハザード」シリーズは遊び倒していたので、最新作がどう変わったのかは気になるところでしたけれども、なんせ思春期でゲーム熱が冷めていた頃なので、それを確かめるのは俺でなくても、例えば同級生の誰かがやったの聞く、とかでも良かったのです。

ゲーム起動後、ロゴ関係が表示された後にタイトル画面。「NEW  GAME」を選択し、難易度選択です。「NORMAL」ではじめたい気持ちもありましたが、なんんせ久しぶりのゲームだったので腕に自信がなかったため「EASY」ではじめたのを覚えております。
オープニングの映像では過去作品での出来事をさらっと振り返る映像が。リメイク版の「バイオハザード」の映像や「バイオハザード3 LAST  ESCAPE」のエンディングの街がミサイルで吹っ飛ぶ映像などが流れ「懐かしい」という気持ちになりゲームがスタート。

ゲーム画面にビックリ!主人公レオンを背後から常に追うようなカメラワークで、これを「ビハインドカメラ」と呼ぶらしいんですけれども、開始早々にこのカメラワークにビックリしました。
ここ最近の「バイオハザード」シリーズしかわからない方は、「普通じゃね?」と思うかもしれませんが、昔の「バイオハザード」ってカメラワークが全然違ったのです。
レンダリングで描かれた背景の中を、ポリゴンで描かれた主人公やゾンビが行き来していて、端に行くとまた別のレンダリング背景が表示されて、そこをポリゴンの主人公が歩いて・・・という手法なんですけれどね。・・・って、「レンダリング」とか「ポリゴン」とか専門用語だらけでいやらしい感じがするでしょう?大丈夫です、俺もよくわかっていません。

ざっくり説明させていただきますと“防犯カメラ”の映像を見せられているような感じ。カメラの端っこに移動すれば別のカメラ視点に切り替わるみたいな。そして広い空間では引きの視点になり、狭い空間では寄っている視点もあったり。
それで 3D の空間を移動しているような感じになっていたのが当時の「バイオハザード」でした。

それはそれで画期的なやり方だったのかも知れないですが、死角も結構増えるんですよね。例えばテレビ番組で「世界の衝撃映像」みたいなので“防犯カメラが偶然捉えた映像”みたいなのがあったりするじゃないですか。防寒カメラに映っている人がカメラには映っていないところを見て驚いて逃げて、視聴者は「え?何??」って思った次の瞬間、画面外から車がドーン!と突っ込んでくるみたいな。まさにあんな感じで、主人公の足音ではない、別の誰かの、しかもなんだったら腐った死体が動いているみたいな不快な音が聞こえて、この部屋には主人公以外の誰かがいる。多分、画面の端の方に空間があるからそこに何かがいるのかもしれない。廊下を曲がった角に何かがいるのかもしれない。だけれども死角になって見れない・・・。

今だったらストレスで、下手したらゲームのマイナス要素になってしまいそうですけれども、当時はこれも「恐怖を引き立たせる要素」として、ユーザーはポジティブに受け止めていたような気がします。
あの独特なカメラワークこそが「バイオハザード」だったんですけれども、なんと「バイオハザード4」ではそれを完全撤退。

画面右下に体力ゲージや武器の弾数が表示されているのも衝撃的だったな。それこそ「バイオハザード4」が発売される前のゲーム誌で「バイオハザード」の開発者のインタビュー記事が掲載されていたんですけれども、開発者いわく映画的な映像を作りたいので、ゲーム画面に体力ゲージなどは絶対に表示しない、みたいなことが書かれていたので、ゲーム画面に体力ゲージが表示されていないことこそが「バイオハザード」なんだ!と、思っていたのに「バイオハザード4」では体力ゲージをあっさり表示。細かいことではありますけれども、こういう「バイオハザードの当たり前」をすべてぶっ壊し、新しい「バイオハザード」を「4」では構築していたのでした。

その他にも「新しい“バイオハザード”の姿」に大変感動したんですけれども、長くなるので次回また書きたいと思います。

では、ここからは「映像比較」のコーナーでございます。アリストテレスくんが自身の Twitter で公開している「バイオハザードRE:4」のプレイ動画と同じロケーションで原作版で撮影をし公開するという誰も考えなかった画期的な企画なんですけれども、今回はこのようなロケーションでやりたいと思います。

恐怖のチェンソー男と戦っているアリストテレスくん。安全を確保するために移動しながら戦っているが、足元のトラバサミのトラップに気づかずに引っかかってしまい、やがてチェンソー男に殺されてしまうという衝撃的な映像でございます。
チェンソー男がいて、トラバサミの仕掛けがあった場所って・・・そんなところあったかな?と思ったんですけれども、やっぱりここでしょうか。

チャプター 1−2 の、村長さんの家があるエリアでしょうか。
これ、本当のことを言ったらトラバサミがある場所とチェンソー男が現れる場所が少し離れているんですよね。アリストテレスくんと同じ状況を作りたいので、チェンソー男をわざと煽って、トラバサミの仕掛けがある場所まで誘き寄せたのでした。
あーあー、俺は新年度のクソ忙しい時期に何をやっているんでしょうかね?

「名作トライアル」のコーナーではしばらくの間「バイオハザード4」の思い出話と、アリストテレスくんの公開したリメイク版のプレイ映像と俺がプレイしたオリジナル版のプレイ映像の比較を公開していこうと思います。次回もよろしくお願いします。


〈関連 URL〉
■Special Thanks アリストテレス→ https://twitter.com/Bolk48ii47
■バイオハザード RE:4 公式サイト→ https://www.residentevil.com/re4/ja-jp/
■バイオハザード4 公式サイト→ https://www.capcom.co.jp/biohazard/4/
■名作トライアル目次→
https://note.com/preview/n1d802cf81f88?prev_access_key=571dd797c0a94e9a4b797129a6db461c

というところまで書いたところで文字数が4140文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。

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