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名作トライアル#134 ゼルダの伝説 時のオカリナ

どうも、コンビニで唾ぶっかけおじさんです。

それは冗談でして肝数値高男です。

これはひどい話ですね。酒に酔っていたとは言え、度をはるかに超えている。だいたい、自分が酒を飲んで遊び回っている時間帯に、こうやって働いている人がいるからこそ世の中が回っているって考えたら、コンビニの店員さんに対して何かしらリスペクトの気持ちが芽生えるものです。自分と同く、赤い血の通った人間が働いているんだから、そりゃ失敗だって時にはあるでしょう。それを、思い通りに行かなかったからって唾をぶっかけるなんてどうかしている。

コンビニで働いていた店員さんは気の毒でしょうね。こんな夜遅い時間に、一生懸命働いていたのに、こんな目に遭って。働きに出てこんな目に遭うんだったら、最初から家に引きこもってレトロゲームでもやっていた方がましだった、って思ってしまうのも無理はないでしょう。ということで、今日は「名作トライアル」のコーナーでございます。今日も発売から25年を迎えた伝説のゲームソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の研究テキストになります。

昨年の12月に32歳になった俺は25年前に発売された「ゼルダの伝説 時のオカリナ」というレトロゲームをリアルタイムでプレイしていたという、まぁ若い人からしたら余裕でおじさんなんですけれども、あれは1999年頃の話。当時周囲で「ゼルダの伝説 時のオカリナ」をプレイしていた連中らの中で、2番目のダンジョンのボス「キングドドンゴ」が「デクの棒」という武器を使うと速攻で倒せるという噂が立ちました。

順番に説明させていただきます。主人公リンクは「時の神殿」という場所にあるバカデカイ扉を開けるのに、3つの精霊石が必要だと言われ、「森の精霊石」「炎の精霊石」「水の精霊石」を探しにハイラルを巡ります。2つ目の「炎の精霊石」はデスマウンテンという火山の麓に住んでいる種族「ゴロン族」の一番エライ人が持っているとのことで、そいつにアポを取りに行くのですが、相当貴重なものなのでしょう。「そう簡単には渡せない」と言われてしまいます。そりゃそうでしょう。こっちだって、“ゲーム”でやっているんですから、そう簡単に渡されても困ります。
ゴロン族のエライ人からは「最近この火山で悪さをしているドドンゴってのを倒して、イッチョマエの男になったら渡してやる。」と言われ、それならばやってやろうじゃないか!!ということで、同じくデスマウンテンの麓にある「ドドンゴの洞窟」というダンジョンに潜入。そこの奥にいる「キングドドンゴ」という悪者を倒しにいくのです。

2番目のダンジョンということで、プレイヤーもゲームの操作にだんだん慣れてきた頃でしょう、というタイミングということもあり、最初のダンジョンに比べボス戦の難易度が上がっております。
主人公リンクの何倍もある大きさの怪獣が、ゴロゴロ回転してくるのを上手く避け、するとキングドドンゴはデカイ口を開けて、勢いよく炎を噴き出し主人公リンクを焼き払おうとするのです。口を開けた時にアイテムの「バクダン」を口の中に放り込んでやると、キングドドンゴはそれを飲み込み、体内で爆発!キングドドンゴはダウンをするのでその隙に剣でズバズバに攻撃してやるのです。ザックリではありますけれども、これがボス戦の攻略法です。

一般的には「剣」で攻撃するのですが、ここで「デクの棒」という武器を県の代わりに使うのです。「デクの棒」という言葉を聞いてプププと笑ってしまったアナタはハイセンスな方です。そうです。「木偶の坊(でくのぼう)」って言葉があるじゃないですか。役立たずだたり、無能な人のことを指す言葉。そうそう、会社での俺の立ち位置みたいな・・・って、誰が木偶の坊じゃーい!!!!・・・と、セルフノリツッコミをしてみましたが事実なのでボケになっていませんけれども。多分そこから取ったのか、偶然そういうネーミングになったのかは知りませんけれども「デクの棒」というアイテム、つまりはコレ、ただの木の枝なんですよ。

これで敵を攻撃したり、物を壊したりすることができるんですけれども、ただの「木の枝」なので、1回使うごとに枝がポッキリ折れてなくなってしまうのです。なくなったらまたどこかで「デクの棒」を回収しないといけない。いわば「消費アイテム」なのです。
戦闘には全然使えない武器なんですけれども、例えば松明の日を別の場所に移す謎解きなんかにこの「デクの棒」が必要になってきます。
「デクの棒」の先っぽと火を接触させることで、火が燃え移り、それを持った状態で火のついていない燭台に近づくと火をつけることができるし、クモの巣なんかも焼き払うことができます。
そういう意味では、コレがないとゲームがクリアできない=ゲームの中の世界を救えない重要なアイテムとなるのです。

そんなか弱いアイテム「デクの棒」ですけれども、これを先ほど紹介したボスキャラ「キングドドンゴ」の戦闘の時に使うと、大ダメージを与えられるという裏技があるってのを、ガキの頃に周囲に広まりました。
これ、一番最初に言ったの誰だったかなぁ。一緒に「ゼルダの伝説 時のオカリナ」をプレイしていて、授業中も隣の席同士で「ゼルダ」の話ばっかりしていて、先生に「授業に集中しなさい!」って言われているのにそれも無視して話し続けたら、先生がついに激怒して、机と椅子を廊下に出されて「君たちはここでしゃべってなさい!」って言われて教室から追い出されたけれども「ここだったらじっくりゼルダの話ができるね!」と、逆に俺たち嬉しくなってゼルダのディープな話をしはじめたでお馴染みの同級生小野寺くんだったっけか。
今も変わらず付き合いのあるつくもひふみくんも「ゼルダの伝説 時のオカリナ」をプレイしていたけれども、彼ではないような気がするし。

当時住んでいた実家のウラに住んでいた上級生のまーくんだったような・・・。それとも、まーくんの同級生であり、俺たちの周囲で一番最初に「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を全クリしたでお馴染みの、俺の同級生の“豆”の兄貴でもある、“豆兄貴”が最初に言い出したのかもしれない。

ちなみにこの同級生の“豆”なんですけれども、なんで“豆”って呼ばれていたのかにはちゃんとした理由があります。
今から20年以上前に放送していて、超大人気番組だった TBS の「学校へ行こう!」という、今はなきジャニーズの V6 がやっていた番組があったんですよ。今の若い人は絶対に知らないと思いますが・・・。
その番組内に「B-RAP ハイスクール」という、いわゆる人気曲の替え歌コーナーみたいなしょうもないんだけれどもバカ面白いコーナーがありまして、当時の俺は毎週それを観てバカ面白くて転げ落ち窒息寸前まで笑っていました。初回の放送でそのくらい笑い倒していたので、近くで見ていたお袋はドン引きして「うちの子、おかしくなった!!!!」とビビっていたのを歩ぼえております。当時は「ポリゴンショック」があった時代からそう遠くは離れていないので、それ類の現象だと思ったのでしょう。

それに出てくる「尾崎豆」さんという、名前から分かると思いますが「尾崎豊」さんのパロディキャラがいまして、名曲「15の夜」のいじめられっ子バージョンみたいなのを歌うんですけれども、その「尾崎豆」に、同級生のそいつがクリソツだったので「豆」というあだ名が襲名。本人もアホだったのでそれを受け入れておりました。
今のコンプライアンスがどうのこうので、他人にあだ名をつけちゃいけないの時代にそんなことをやっていたら、あだ名つけたやつ全員ギロチン台の前で大行列を作っていたでしょうな。

という甘酸っぱい話は置いときまして「キングドドンゴ」戦で「デクの棒」を使う戦い。正直な話、このことを俺はまったく信じておりませんでした。「そんなわけねーじゃないか!」って完全否定。当時は実証もしなかったのです。
今だったら本当のことなのかどうかは、インターネットで検索すれば一発でわかりますが、当時はインターネットあったといえばありましたが、今ほど普及していませんでした。
さらにいえば、この情報を知っている奴は当時確かにいました。インターネットが普及していない時代に、そいつはなぜそれを知っていたのでしょうか?逆に今とは違って「ゲームの裏ザワ集」みたいな本が書店で普通に売られている時代でもありましたので、そういうところから知ったのでしょうか?
本当なのかどうなのかわからない、情報が不安定でもある、今となっては懐かしい20世紀の思い出話です。

そんな噂を今回のプレイ中に思い出したので、実証してみることに。
キングドドンゴ戦で「デクの棒」を装備し、ジャンプ斬りで攻撃してみました。すると、なんということでしょうか!たった2回のジャンプ斬りでキングドドンゴは倒れてしまったのでした!この間わずか30秒。証拠の VTR はしっかり撮影しましたので、そちらをご覧ください。

どうですか、本当にスグに倒せているでしょう。これはビックリ。
ちなみにメインの「コキリの剣」でジャンプ斬りをすると、キングドドンゴを倒すまでに3回ほど攻撃しないといけないので、必然的に「デクの棒」の方が強いということになってしまいます。

プログラムうんぬんかんぬんは、真似すらできないほど無知な俺ではございますが、長いゲーマー生活の中で、なんとなく身についた感覚で言うと、多分ですがボスキャラに与える攻撃ポイントの調整が曖昧だったんでしょうね。プログラマーの方も、まさかプレイヤーがここで「デクの棒」を使うとは思ってもいなかったか、もしくはプログラマーが「気づいた人にだけのお楽しみ」ってことで、遊び心で逆に仕込んだのかもしれませんし。いろいろ想像が広がってロマンを感じますね。

ちなみに2011年に「ニンテンドー 3DS」に移植されたバージョンだと、この現象は修正されているらしいです。
そんな「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の中の、小さな小さな面白話でございました。どーも、あらしたー。(ハリウッドザコシショウさん風に)


・ゼルダの伝説 時のオカリナ(NINTENDO64 版 公式HP)

・ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D (3DS版 公式HP)

・ゼルダの伝説 時のオカリナ(WiiU バーチャルコンソール版)

・今回は「Nintendo Switch Online + 追加パック」版で遊ばせてもらっております!

というところまで書いて文字数が4460文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう!!! ・・・俺が逮捕されていなければ。

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