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キャリアデザイン×文系博士

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記事一覧

萩尾望都さん『ガリレオの宇宙』を読んだいちファンの幸せ

『タッチ』全話が無料で読めるということで、サンデーのアプリを落とそうとApp Storeを開くと…

夏のはて
3年前
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農学部の人・経済学部の人・文学部の人

農学部の学生と経済学部の学生が、コロナについて激しく議論していた。一方は、ウィルスの脅威…

夏のはて
3年前
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「成長したい」への違和感

学生が発する言葉の中に違和感があるものがいくつかあるのだけれど、そのうちの一つが「成長し…

夏のはて
3年前
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グレース・ボニー『自分で「始めた」女たち』

いわゆる積ん読から今日引っ張り出した1冊。 『自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にす…

夏のはて
3年前
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宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』と実践への意識

昨年の発行より話題で売れている本ですね。ようやく手にとってみました。 著者の医療少年院で…

夏のはて
3年前
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「困難は解決と共にやってくる」という彼のこと

キャリア相談を受けていると、クライエント(私の場合、学生)に教えてもらうことが結構あった…

夏のはて
3年前
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場と場を越境する雑談の力

「やりたい仕事が分からない」学生からよく言われる言葉です。今日も言われました。 この発言を生む大きな理由は、そもそも知っている仕事が少ないことなのですが、案外このことは学生自身が気づきにくい点でもあります。 2種類の情報情報には、①勝手に耳に入ってくるもの(受動的)と②自ら集めてくるもの(能動的)があると思いますが、知っている仕事が少ない学生は、まず勝手に耳に入ってくる仕事の情報が少ないのでしょう。 キャリア支援の立場にいると、当の学生に能動的に動いて情報を集めさせよう

茨木のり子 「汲む」の言葉にゾクゾクする

模擬面接をしている中で「ストレス解消法はありますか?」と聞くことがあります。「走ります」…

夏のはて
3年前
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谷川俊太郎『すき好きノート』がスキ

すきが大渋滞しておりますが(笑)。 この本好きです。谷川俊太郎『すき好きノート』。自分の…

夏のはて
3年前
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文系学生が図書館を使えない状況を憂う

大学から主役である学生の姿が消えて数ヶ月経ちますが、以前のように人が賑やかに往来するキャ…

夏のはて
3年前
7

投げかけられたがよく分からない質問をどう扱うか

美容院に行くのが好きです。髪の量が多く、すぐに”もさっ”とするので、刈った後の爽快感がた…

夏のはて
3年前
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「博士」は続くよ

「ま、始まりや。今からが。」 とは、K教授が私に投げかけた言葉。博士論文の公開発表会後、…

夏のはて
3年前
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自分のタイトルは何ですか?

「美学」or「芸術学」?どっちが好み? 学位を取る際、私の専門では「美学」か「芸術学」かど…

夏のはて
3年前
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仕事で一番心が震えた瞬間を考えてみたら

私は以前学芸員として勤務していたことがあります。3年4ヶ月の短い期間ではありましたが、何度思い返しても10年ぐらいの感覚がする、人生の中で強い光を放っていた時期のひとつだと思っています。 そして、私の仕事選択においても重要なことが起こった時でもありました。 4年目を迎える頃、転職せざるを得ない状況が訪れました。学芸員という仕事は資格を取るのは比較的簡単ですが、正規の職員として勤務先を得るのは非常に困難です。ですからこの時は、正規のポジションを直ぐに得るのは現実的に難しいた