こんなにも(詩、ポエム)

こんなにも自分が分からなくなってくると、笑えてくる

少し前まで心が最底辺だったのに
全てに絶望していたのに
生きていたくないと思っていたのに
存在ごと消えたいと願っていたのに

それなのにまだ存在しているし
生きているし
全てには絶望しなくなったし
心もちょっと軽くなったし

双極性障害という病気がある
躁状態と鬱状態を繰り返す病気
簡単に言えば上がりと下がりが繰り返す
もしかして、これか?
なんて、素人ながらに思ってもみるが、おそらくそんな病気じゃないと勝手に思っている

ただ、病気じゃなかったとしても、異常だ
いや、むしろこれくらいが普通なのだろうか
人間は不思議なもので、よくわからない
つまるところ、自分自身も一応人間なのだから、存外そういう事なのだろう

分からなさ過ぎて笑えて来る
むしろ笑うしかない
これを異常だというのなら、異常というものになるし
これを正常だというのなら、正常というものになるし
これを病気だというのなら、病気というものになるのだろう

ただ、これが何だろうと、今生きているし、存外、死ねないものなのだろう
僕は、そんな感じでできているのだろう
僕は、そんな人間のうちの一人なのだろう

死ねないなりに、生きてみるか

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