支え(詩、ポエム)

人という漢字は、ひととひととが支え合っているように見える

何処かの誰かが、そんな説明をしていた

人は、一人で生きていくことは難しい

難しいだけで、できてしまう

今のご時世、特にそうだ

人と会う機会が減り、一人で生きていかなければいけない

生きているだけなら、問題ない

ただ息を吸って、吐いて、ご飯を食べて、しっかり寝て

それだけで人間は生きていられる

でも、ただ生きているだけだ

何もない

空っぽの人間

食事をする、マネキン人形なのかもしれない

生きていくためには、それだけじゃ足りない

マネキン人形になくて、人間にあるもの

そんなものはたくさんある

でも、大切だと思うものは一つある

これがなければ、人間らしく、生きられない

この心を育てるのは、同じ心だ

つまり、人間だ

ひととひととが支え合っていかなければいけない

心と心が干渉しあわなければいけない

人間は、一人で生きていくには難しく作られてしまった

心なんてものがあるせいで、人間は脆く作られてしまった

マネキン人形のように生きていくには、つまらない世界に作られてしまった

孤独の世界に生きることは、きっとこの世界ではできない

食べるものも、飲むものも、必ず誰かが作っている

ほら、かかわりあわないなんて、無理でしょ?

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