政治と鬼太郎

 鬼太郎はその世代、世代で形を変えて復活する。不思議なヒーローだ。
 ゲゲゲの鬼太郎は、いつも世相に訴えかけている。

 今回の選挙でも何だかしっくりと来なかった。
不満が無いと言ったら嘘になるが、
だからといって、特別に希望もない。

今の日本は引かれたシナリオを無難にこなし
何となく空気を読んで
何となく問題点があっても、そのシナリオをこなすためなら多少目を逸らす。
昨今、特につまらなくなっているように感じるのは私だけだろうか。

 映画ゲゲゲの謎が、何故あんなに流行っているのか

 話の中で人々は村の秘密を知っていながら、親父さんが探しに来ても皆知らないふり
そんな姿に、映画館で恐怖を感じ寒気がよぎりました。
 唯一、疑問に思ったのは村から来た水木一人だけ
水木は周りを意も介さず、脇目もふらず
1人立ち向かいます。

皆、そんな型破りな主人公を望んでいるのかも知れない。そんな思いが今の鬼太郎の人気を生んだような気がします。

鬼太郎を観るといつもハッとさせられます。
現代の闇を照らす少し不気味なヒーロー

小さな社会の闇がある限り
鬼太郎は消えては現れを繰り返しながら
私達の前に現れる。

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