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映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』※ネタバレあり

2023年3月3日公開映画 2Dの試写会に行ってきました。
その感想です。

ジャンルはSF。
去年夏頃 映画オタクの現地民のツイッターで「石が喋るとんでもない映画があるぞー」ってバズってた作品がこれでした。

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まず舞台設定
1、人生で選択肢毎に運命が分岐して それぞれで「違う人生を歩んでいる自分」ってのが存在する。
2、宇宙は広いから地球以外で同時に存在してる「自分」もいる。
3、自分といえど互いにリンクはしてないので寿命は各々の個体で違う。

主人公は中国生まれ、アメリカでコインランドリー経営してるお母さんです。
優しいけど頼りない旦那と娘(恋人は女性)がいる。
旦那に並行世界(以下 マルチバースと呼ぶ)にいる精神が乗り移って
主人公に世界を救って欲しいと言う。
その敵というのが娘。←マルチバース界の最強ラスボスだった───────という話。

--娘の動機やラストは書かないけど ここからネタバレ--
マルチバースを行き来する方法が「不可解な行動をする」っていうもので
意外性が高いほど移動範囲が増えて別世界の自分の才能を取り入れて使えるように出来る。
キャッチコピーは「ようこそ、最先端のカオスへ。」とあって
終始登場するこの時の絵面がかなりカオスになってました。
先の石のシーンや、途中で1回エンディング挟んでる点も「とがってる映画だな…」って感想です。

主人公もカンフーの達人とか女優とか歌手とかシェフとかの才能を使えるようになる。(この職業は国税局で経費誤魔化そうと偽称した職でもある。こんな感じでマルチバース間で少しずつ似通ってる小ネタがある。)

戦闘シーンは基本カンフーです。カメラワークも動きもめっちゃ綺麗で良かった。

娘はマルチバースを瞬時に行き来できるほどのチートキャラで
その度に衣装変わってて そのデザインも可愛いかったです。

見た目が普通の中年や国税局の老婆がめちゃくちゃ戦闘力高いっていうね。
ギャグ色の強い映画なので下ネタも多かったです。
国税局のトロフィーがア●ルプラグそのもので、どうせそれケツに刺すんでしょって観てたらやっぱり刺してたわ。
常にフルチンモザイクかかってるけど、真面目に戦ってたり。(このギャグ好き)
娘が母親にディルド突き付けたり。(このギャグ嫌い)

あとは中国映画らしい衛生観念どうなのってギャグも多かった。
外国人は机の裏によく噛んだ後のガムをくっつけて捨ててるんだけど
それを他人が食べたり
ソーセージの指を食べて口からダラダラ粘液出してる女優さんとか
映画見た後は食欲が失せましたw

世界観の説明が多いけど 主人公と共に理解ができて 視聴者置いてけぼり感は無かったです。
盛り沢山な内容・テーマをテンポ良く進めてまとめた手腕は流石という感じ。

あとは並行世界の人物像が各々で別人格なので 出演者達が表情や姿勢をガラッと変えて演じ分けてるのも凄くて見応えありました。

マルチバースやベーグル(ドーナツ型)は多元宇宙仮説ネタなので前提として頭に入ってると話もすんなり飲み込める気がします。(そうか?)

一応、家族愛がテーマです。

個人的にハイテンションな流れがとても面白かったのでもう1回観たいくらいです。

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