(随筆)時代はアップデートを求めている?
今はアップデートの時代だというコラムを読んだ。
たしかにそうだ。携帯電話もアップデートし続けているし、数年前にはなかった職業が当たり前となり、人の意識もアップデートしていかないと乗り遅れてしまう。
チャンスが多い時代ともいう。
更新しないと置き去りにされてしまうような恐怖が透けて見える時代と考える人もいるだろう。
でも本当は、置き去りになんてならない。更新するメリットを感じればすればいいし、必要なければ静観すればいい。ただ、それだけだ。
きっと、みんなわかっている。でもなんとなく、乗り遅れると取り戻せないような気がして、つい頑張ってしまうのだ。
母は、新しいことを取り入れるのが苦手である。でも、取り残されている感じはしない。そういう姿を見ると、昔はどうして? と不思議に思ったけれど最近は、母が母らしくいるだけでホッとする。
ある意味、母は、変わらないことをアップデートしているのだ。
変わるところも、変わりたくないところも上手にアップデートして、人をしあわせな気持ちにできる人間っていいね。
そんなことを思う、今日この頃である。
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