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なつくまエッセイ【ゼンマイじかけのシンビジューム】

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こちらはエッセイのコーナー。シンビジュームは可憐なのに、よくみると毒々しいランの一種です。
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2019年1月の記事一覧

黒缶のモンスター

息子が一階から、黒い缶を持ってきた。 モンスターというエナジードリンクだ。 私は同シリーズのみかん味がするドリンクを、時々飲んでいた。それを知っていた息子が、わざわざ一階から持ってきてくれたのだ。 一階には、父と母がいる。テニスやゴルフが好きな父と、ミスタードーナツで友人とわいわいやるのが好きだった母が、黄金色の大きな犬と暮らしているのだ。 エナジードリンクはゴルフ好きな父が孫に渡したものだった。そのことを娘にいうと 「きっとお母さんにくれたんだよ」 という。

1度ですてきな文章なんて、ムリ。

どんなにまどまった文章でも、読む人が読めば赤字は入る。私のような未熟者ならば、なおさらだ。 以前は、本当に申し訳ないなと思い、くよくよしていた。でも最近はプラスに受け止めるようにしている。くよくよするよりも、すてきな文章になれるチャンスをもらっている! と考えた方が、気持ちもラクだし相手もきっとそれを望んでいるはずだ。 そんな話をしたくなったのは、お世話になっている編集者さんが、送ってくださった原稿を見たためだ。その詳細はまあ、書く機会があれば書くとして。とにかく私は人に

仕事の実績

フリーライター、ブックライターの夏野久万(なつくま)(https://twitter.com/home)です。 取材記事をはじめコラム、エッセイなど……紙媒体からWeb系まで執筆しています。 シナリオや小説にも対応します。 運営者(夏野久万 ※時々、なつくま)の実績をお伝えします。 <経歴> 宝石店販売員やリクルート求人広告代理店の営業(兼取材執筆)を経て2001年から2006年ごろまで、出版社や広告制作会社に勤務。ライター・コピーライターとして勤務しておりました。

「抱負・目標=破るもの」ではない

タイトル通り。 目標を立てても計画通りことが進められない人間なので、「抱負」とか「目標」なんて、嘘を積み重ねるようなモノだと思っていた。 自分はダメ人間だから、うまくできっこないとどこかであきらめていたのだ。 でも、違った。 「うまくできない」自分にしているのも、私自身だと気づいたのだ。 烙印を押しているっていうのかな。「ほら、できない。あたり前だよ、私なんだから」と自分を嗤い、できないことを肯定していた。 その証拠に「できっこない」を振り切り「やり抜く」と思った